一枚とは
一枚
いちまい
/ひとひら
言葉 | 一枚 |
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読み方 | いちまい・ひとひら |
意味 | 厚さの薄く、幅の広いものの一つ。 田の一つの区画。 役割を与えられた一人。一役。 一つ分の地位の差。一段。 |
使用漢字 | 一 / 枚 |
一枚・一枚を含む故事・ことわざ・慣用句
一枚の紙にも裏表(いちまいのかみにもうらおもて)
紙にも裏表があるように何事にも裏表があるということ。
板子一枚下は地獄(いたごいちまいしたはじごく)
船乗りという仕事の危険なことのたとえ。「板子」は和船の底に敷く板。その板の下は、落ちれば死につながる恐ろしい海だということから。
九尺二間に戸が一枚(くしゃくにけんにとがいちまい)
間口が九尺、奥行き二間、入り口の戸が一枚だけというような、きわめて狭く粗末な家のたとえ。
千畳敷に寝ても畳一枚(せんじょうじきにねてもたたみいちまい)
人一人が必要な物は限られているので、むやみに欲を出すべきではないということ。 千畳もの広さがある部屋に寝ても、人が一人寝るのに必要な畳はせいぜい一枚であるとの意から。
一枚噛む(いちまいかむ)
ある事柄に関係し、何らかの役割を果たす。
首の皮一枚(くびのかわいちまい)
ほんの僅かではあるが、可能性がのこっている様子。 もとは、斬首刑で斬られた首と胴体が皮一枚でつながっている状態をいった言葉で、現在用いられる意味とは異なる。
役者が一枚上(やくしゃがいちまいうえ)
能力や駆け引きなどが一段とすぐれていること。 芝居の番付や看板で、上位のものから順に名前が書かれていることから。
「一」を含む言葉・熟語
「枚」を含む言葉・熟語
- 一枚岩(いちまいいわ)
- 大枚(たいまい)
- 枚挙(まいきょ)
- 枚数(まいすう)
- 三枚(さんまい)
- 千枚漬け・千枚漬(せんまいづけ)
- 千枚通し(せんまいどおし)
- 千枚張り・千枚張(せんまいばり)