炙る・焙るとは
炙る
/焙る
あぶる
言葉 | 炙る・焙る |
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読み方 | あぶる |
意味 | 間にものを挟まず、表面に火を当てて焼くこと。 間にものを挟まずに火から少し離れた位置で温める、または、乾かすこと。 |
使用漢字 | 炙 / 焙 |
炙る・焙るを含む故事・ことわざ・慣用句
近火で手を焙る(ちかびでてをあぶる)
目の前の小さな利益を追うたとえ。とりあえず身近にある火で手を焙って暖める意から。
遠火で手を焙る(とおびでてをあぶる)
たいした効果がないことのたとえ。遠く離れた火で手を焙ってもあまり暖かくない意から。
二階から尻炙る(にかいからしりあぶる)
思うようにいかず、もどかしいことのたとえ。また、回りくどくて効果のないことのたとえ。 二階から階下の人に目薬をさそうとしても、上手くいかないことから。 「天井から目薬」ともいう。
灯明で尻を焙る(とうみょうでしりをあぶる)
やり方を誤ったために、まったく効果があがらないことのたとえ。「灯明」は、神仏に供えるともしびのこと。灯明のような弱い火で尻をあぶっても暖まることは出来ない意から。