「狐」を含む熟語・言葉 — 48 件
「狐」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
狐(きつね)
橙色がかった毛と、とがった口、大きな三角の耳、ふさふさした太い尾をもつ獣。野ねずみを見つけると高く跳び上がり、前足から押さえこむ。土に穴を掘ってすみかにする。稲荷の神の使いとされ、人を化かすという話も各地に伝わる。
赤犬が狐を追う(あかいぬがきつねをおう)ことわざ辞典
すぐれているのはどちらで劣っているのはどちらか、よいのはどちらで悪いのはどちらかといった二つのものの差がはっきりせず、どう見きわめたらよいか迷う場合のたとえ。 赤毛の犬と狐は、毛の色も体つきもよく似ている。そのため犬が狐を追って走る様子を横から眺めると、追いかけているほうと逃げているほうの見分けがつかないことから来ている。
晏嬰狐裘(あんえいこきゅう・あんえいのこきゅう)四字熟語辞典
高い身分にありながらも倹約に努め、職務に励むこと。 人の上に立つ者の心得を説いた言葉。 「晏嬰」は人の名前。 「狐裘」は狐(きつね)のわきの下に生えている白い毛皮で作られた高級な衣のこと。 中国の春秋時代の宰相「晏嬰」は、一つの高級な狐の衣を三十年間着続けて、国を治めることに尽力したという故事から。
一狐之腋(いっこのえき)四字熟語辞典
貴重なもの、大変価値のあるもののたとえ。 「腋」は脇のこと。 狐の脇の下からとれる毛皮は、白くて美しいがわずかにしかとれないため、大変珍重されたことから。
兎死すれば狐これを悲しむ(うさぎしすればきつねこれをかなしむ)ことわざ辞典
仲間内の一人が倒れると、残った者も自分の先行きが案じられて胸を痛めるということ。 兎が捕らえられるのを見た狐が、次は自分の番かと嘆いたことによる。
兎の罠に狐がかかる(うさぎのわなにきつねがかかる)ことわざ辞典
思いがけない幸運や収穫を得ることのたとえ。
一つ穴の狐・同じ穴の狐(おなじあなのきつね・ひとつあなのきつね)ことわざ辞典
一見無関係のように見えて、実は同類・仲間であることのたとえ。 多くは悪事をはたらく仲間のことをいう。 「同じ穴」は「一つ穴」とも、「貉」は「狸」「狐」ともいう。
狐、その尾を濡らす(きつね、そのおをぬらす)ことわざ辞典
物事のはじめはたやすくても、終わりが困難であることのたとえ。子狐が川を渡る時に、最初は尾を濡らさないように高く上げているが、やがて疲れて尾を下げ濡らしてしまうということから。
狐色(きつねいろ)
色の一種。狐の毛の色のような薄い焦げ茶色。
狐饂飩(きつねうどん)
かけうどんに、甘辛く煮含めた油揚げをのせたもの。油揚げが狐の好物とされることからの名。「きつね」ともいう。
狐が下手の射る矢を恐る(きつねがへたのいるやをおそる)ことわざ辞典
まともな人間は相手にしやすいが、無茶苦茶な人間は相手にしにくいということ。 下手な者の射る矢はどこへ飛ぶかわからないので避けようがないとの意から。 「狐が下手の射る矢を恐る」「下手の鉄砲烏が怖じる」ともいう。
狐拳(きつねけん)
狐格子(きつねごうし)
屋根の端が三角に見える面につける飾り。桟を細かく縦横に組んだ格子を、裏から板でふさいだつくりになっている。木連格子。
狐死して丘に首す(きつねししてきゅうにしゅす)ことわざ辞典
死ぬ間際まで、生まれ育った土地に心を向けているということ。物のもとを忘れないたとえにも使う。 狐は息を引き取るとき、住み慣れた丘のほうへ頭を向けるという。
狐蕎麦(きつねそば)
狐付き・狐憑き(きつねつき)
精神的に異常な症状。または、その人。狐の霊に取り付かれたとされていたことから。
狐と狸(きつねとたぬき)ことわざ辞典
悪賢いもの同士のこと。狐も狸も人を化かすといわれることから。
狐と狸の化かし合い(きつねとたぬきのばかしあい)ことわざ辞典
一筋縄ではいかない者どうしが、手の内を隠したまま互いを出し抜こうとすること。化かすことにかけては引けを取らない獣を、二つ並べた言い方。
狐虎の威を借る・狐虎の威を藉る・虎の威を借る狐・虎の威を藉る狐(きつねとらのいをかる・とらのいをかるきつね)ことわざ辞典
他人の権力に頼って、弱いものが空威張りすることのたとえ。 虎に捕らえられた狐が「天の神が私を百獣の長にした。だから私を食べると天の命令にそむくことになる。うそだと思うならついてきなさい。獣たちはみな逃げ出すはずだ」といった。 虎が狐のあとについていくと、獣たちがみな逃げて行った。 虎は自分を恐れて獣たちが逃げたことに気づかず、狐を恐れて逃げ出したと信じたという故事から。 「狐虎の威を藉る」ともいう。
狐の七化け狸の八化け・狐七化け、狸は八化け(きつねななばけ、たぬきはやばけ・きつねのななばけたぬきのやばけ)ことわざ辞典
狐は七つのものに化けることができるが、狸は八つのものに化けられる。狐よりも狸のほうが化けるのが上手だということ。 「狐の七化け狸の八化け」ともいう。
狐に小豆飯(きつねにあずきめし)ことわざ辞典
油断できない状況、危険な状況のたとえ。 猫のそばに好物の鰹節を置くことから。
狐につままれたよう・狐につままれる(きつねにつままれたよう・きつねにつままれる)ことわざ辞典
意外なことが起こって訳がわからず、ぽかんとする様子。「つままれる」は、化かされるという意。狐に化かされたように、何が何だかわからない状態になるということから。
狐の子は面白・狐の子は頬白(きつねのこはつらじろ)ことわざ辞典
子は親に似るというたとえ。「面白」は、顔が白いこと。
狐の嫁入り(きつねのよめいり)
日が出たまま雨が降る天気。日照り雨。天気雨。
狐火(きつねび)
夜に人がいないのに青白い火がつく現象。山間や墓地などで見られる。鬼火。燐火。
狐を馬に乗せたよう(きつねをうまにのせたよう)ことわざ辞典
馬の背に乗せられた狐のように、据わりが悪くて始終ゆらゆらしている、そのさま。言うことの筋も定まらず、そのまま鵜呑みにはできない相手をいう。
銀狐(ぎんぎつね)
篝火狐鳴(こうかこめい)四字熟語辞典
不思議めいたことを仕組んで、人々の心を惑わすこと。謀反をくわだてることにもいう。 「篝火」はかがり火、「狐鳴」は狐の鳴き声をまねること。 秦の末、陳勝と呉広は兵を挙げるにあたって、人々を味方につけようとした。 呉広は夜、社のかたわらでかがり火をたき、狐の声をまねて「大楚が興り、陳勝が王となる」と叫んだという故事から。
狐仮虎威・狐假虎威(こかこい)四字熟語辞典
他人の力を自分の力のように使って、好き勝手に振る舞うこと。 虎に捕まって食べられそうになった狐は、自分は天帝から百獣の王になるように命じられたと言った。 そのことは自分の後ろをついてくればわかるといい、周りの獣は狐の後ろにいる虎を恐れて逃げ出した。 虎は狐のことを恐れたと思い、狐の言うことを信じたという説話から。 「狐、虎の威を仮る」とも読み、「虎の威を借る狐」という形で使うことが多い言葉。 「狐仮」は「狐假」とも書く。
狐裘羔袖(こきゅうこうしゅう)四字熟語辞典
全体は立派だが、一部に問題があること。 「狐裘」は子狐の脇の下にある高級な毛皮で作った皮衣。 「羔袖」は子羊の皮で作った安物の袖。 高級な皮衣に安物の袖をつけるということから。 「狐裘(こきゅう)して羔袖(こうしゅう)す」とも読む。
狐裘蒙戎(こきゅうもうじゅう)四字熟語辞典
高い地位を持っている人が権力を悪用して、国家が乱れること。 「狐裘」は子狐の脇の下にある、高級な毛皮で作った皮衣で、それを着る人ということから、高貴な人のたとえ。 「蒙戎」はものごとが乱れる様子。
狐疑(こぎ)
うたがい深く、あれこれ迷ってなかなか決められないこと。
狐疑逡巡(こぎしゅんじゅん)四字熟語辞典
いつまでも物事を決めることができないこと。 「狐疑」は狐のように疑い深いこと。 「逡巡」は思い切りがつかなく、決心がつかないこと。
狐死首丘(こししゅきゅう)四字熟語辞典
生まれ育った土地を忘れないことのたとえ。また、物事の根本を忘れないこと。 狐は死ぬとき、生まれ育った丘のほうへ頭を向けるという。 昔の人の言葉として『礼記』にある一節で、生まれた場所を忘れないのは仁(思いやりの心)のあらわれだとされている。 「狐(きつね)死して丘に首(かしら)す」とも読む。
狐死兎泣(こしときゅう)四字熟語辞典
仲間の不幸を悲しみ、同情すること。 「狐」と「兎」は徳の低い人、悪人のたとえ。 悪人同士が悲しみ合うことをいう。 「狐(きつね)死して兎(うさぎ)泣く」とも読む。
狐媚猫馴(こびびょうじゅん)四字熟語辞典
悪い心を持った臣下のたとえ。 狐(きつね)のようにこびを売り、猫のように親しみじゃれついてくるという意味から。
狐狸(こり)
けもののキツネとタヌキ。
狐狸変化(こりへんげ)四字熟語辞典
狐や狸の化け物のこと。 または、人知れず悪事を働くもののこと。 「狐狸」は動物の狐と狸。または、人を騙し、悪い行いをする人のたとえ。 「変化」は化け物のたとえ。
狐狸妖怪(こりようかい)四字熟語辞典
人を騙したり、恐れさせたりする化け物のこと。 または、人知れず悪事を働くもののこと。 「狐狸」は人を騙すとされている狐と狸のことで、悪賢く信用できない人のたとえ。 「妖怪」は化け物のこと。
狐狼(ころう)
狐と狼。
狐狼盗難(ころうとうなん)四字熟語辞典
夜に道を行くことが危険なことのたとえ。 狐や狼、盗賊に襲われるということから。
城狐社鼠・社鼠城狐(しゃそじょうこ・じょうこしゃそ)四字熟語辞典
君主や権力者の威光を笠にきて悪事を働く者のたとえ。 「城狐」は城に住んでいるきつね。 「社鼠」は神社などの社に住んでいるねずみ。 そのような動物を駆除するためには、その場所を壊さないといけないので、悪いことをしても駆除することが難しいことから。 「社鼠城狐」ともいう。
千金の裘は一狐の腋に非ず(せんきんのきゅうはいっこのえきにあらず)ことわざ辞典
国を治めるには、多くの有能な人材が必要だというたとえ。 「裘」は獣の毛皮で作った衣服。皮衣。「腋」は脇の下。 千金もする皮衣は、一匹の狐のわきの毛だけでは作れないとの意から。
董狐之筆(とうこのふで)四字熟語辞典
圧力に負けずに、事実を曲げずに正しく歴史を書き記すこと。 「董狐」は晋の歴史記録官をしていた人の名前。 国王の霊公が殺害されたときに、宰相の趙盾の所業だと記載したが、実際には弟の趙穿が殺害したために趙盾は訂正を求めたが、弟を見逃した罪の重さを訴えて変えることがなかったという故事から。
白狐(びゃくこ・びゃっこ)
年をとって白い毛に変わったというきつね。不思議な力をそなえ、人をだますといわれた。
古狐(ふるぎつね)
年をとった狐。不思議な力をもつとされる。
焼き餅は狐色(やきもちはきつねいろ)ことわざ辞典
女性の適度なやきもちはかわいいが、焼きすぎると嫌われる。餅を狐色に焼くように、ほどよい程度に焼くのがよいということ。
野狐禅(やこぜん)ことわざ辞典
まだ悟りに届いていないのに、もう届いたつもりでしたり顔をしている修行者。人を化かす野狐に見立てて、そう呼ぶ。 転じて、聞きかじりの知識で物事を分かった気になり、それを人に説いてみせる者をさす。 「生禅」ともいう。
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