「塵」を含む熟語・言葉 — 88 件
「塵」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
塵(ごみ)
塵(ちり)
直接目で見ることが出来ないほどに小さいごみや土埃など。
朝には富児の門を扣き、暮には肥馬の塵に随う・肥馬の塵に随う(あしたにはふじのもんをたたき、ゆうべにはひばのちりにしたがう・ひばのちりにしたがう)ことわざ辞典
金持ちや力のある人の家へ朝夕かよって機嫌をうかがい、その後ろについて回ること。出世の手がかりをつかむために、気の進まない付き合いを続けるつらさやみじめさをいう。 唐の詩人杜甫が、都で役人の職を求めていたものの、いつまでも取り立ててもらえなかったころの暮らしを嘆いた詩の句から。朝はお金持ちの家の門をたたき、日が暮れれば、よく太った馬で出かける人の後ろを歩いて、その馬が巻き上げる土ぼこりをかぶるという意味。 「富児」は金持ちのこと。同じ詩には、このすぐ前に「紈袴は餓死せず、儒冠は多く身を誤る」の句がある。身分の高い人にへつらう似た言葉に「塵を望んで拝す」がある。
歩く足には塵が付く(あるくあしにはちりがつく)ことわざ辞典
何か物事を行おうとすれば必ず煩わしいことが起きる。だから何もせずじっとしているのにかぎるということ。 「歩く足には泥が付く」ともいう。
一塵不染(いちじんふせん)四字熟語辞典
汚れが少しもないこと。 または、他者から影響を受けて感化されずに、清らかさを保ち続けること。 煩悩を引き起こす「六塵」の一つにすら染まらずに、心身を潔白なまま保つという意味から。 「一塵(いちじん)にも染まらず」とも読む。
一塵法界(いちじんほっかい)四字熟語辞典
一つのちりの中にも、全宇宙の真理が含まれているということ。 または、真理はどんなものからでも見出すことができるということ。 「塵」は微塵(みじん)のことで、非常に小さな物質のこと。 「法界」は仏教語で全宇宙のこと。
宇宙塵(うちゅうじん)
宇宙空間を漂っている非常に細かい物質。
浮塵子(うんか)
稲の茎に細い口針を刺し、汁を吸って枯らす小さな昆虫の総称。体長五ミリほど。
お髭の塵を払う・御髭の塵を払う・髭の塵を払う・鬚の塵を払う(おひげのちりをはらう・ひげのちりをはらう)ことわざ辞典
上に立つ者の身のまわりにまで手を出して、心証をよくしようと振る舞うこと。宋の丁謂が、宰相寇準の椀の汁で汚れたひげを拭ってみせ、当の寇準から大臣のする仕事ではあるまいと笑われた故事から。
遠塵離垢・遠塵離苦(おんじんりく)四字熟語辞典
けがれから遠ざかり、煩悩から離れること。 「塵」は塵(ちり)、「垢」は垢(あか)のことから転じて、けがれと煩悩を意味する。 仏教語。 「遠塵離苦」とも書く。
風の前の塵・風前の塵(かぜのまえのちり・ふうぜんのちり)ことわざ辞典
頼りなく、あっけなく無くなってしまいそうな物事を表す。さらに、身に危険がさし迫っている状態にもいう。風に吹かれた塵が、ひとたまりもなく散り失せるようすから。
金と塵は積もるほど汚い(かねとちりはつもるほどきたない)ことわざ辞典
金は貯まれば貯まるほど惜しくなり、持てば持つほど手放せなくなるという皮肉。 掃き寄せた塵は積もるほど見苦しくなるが、金もまた溜まるにつれて持ち主の心根まで汚していく。
客塵煩悩(きゃくじんぼんのう)四字熟語辞典
外から思いがけずにもたらされる心の迷いや欲望のこと。 「客」は外からやってきた客のこと。 仏教の言葉で、心の中に初めから煩悩が存在するわけではなく、外からきた旅人の衣服についている塵のように、心に思いがけずに付着するものであるという意味から。
吸塵(きゅうじん)
ごみやちりを吸いこんで取り除くこと。
孔丘盗跖、倶に塵埃(こうきゅうとうせき、ともにじんあい)ことわざ辞典
聖人と呼ばれた孔子も、名うての盗賊も、死ねば等しく土くれに戻る。 身分や善悪の隔ては生きている間のものにすぎない、という詠嘆。 杜甫が「酔時歌」でうたった句から。孔丘は孔子、盗跖は春秋時代の大盗賊の名。
校書掃塵(こうしょそうじん)四字熟語辞典
何度書物を校正しても、誤りがなくなることがないということ。 書物を校正する作業は、机の上の全ての塵を掃ってもなくなることはないように、終わることは無いという意味から。 「書を校するは塵を掃うが如し」を略した言葉。
後塵(こうじん)
通り過ぎた人や車の後ろに舞い上がる砂ぼこり。
紅塵(こうじん)
赤い色をした土ぼこり。
黄塵(こうじん)
風に舞い上がる、黄色みを帯びたほこり。
黄塵万丈(こうじんばんじょう)四字熟語辞典
風に吹かれて空高くまで黄色い土煙が舞い上がること。 「黄塵」は土煙のこと。 「万丈」の「丈」は長さの単位のことで、「万丈」は長さが非常に長いことのたとえ。
後塵を拝する(こうじんをはいする)ことわざ辞典
勢いのある人をまぶしく見上げること。また、すぐれた人物の背中を追う立場に回ること。「後塵」は車馬が過ぎ去ったあとに舞い上がる塵で、それを浴びる側に立つ意。
声梁塵を動かす・梁塵を動かす(こえりょうじんをうごかす・りょうじんをうごかす)ことわざ辞典
歌いぶりが人の耳をとらえて離さないほど見事なこと。転じて、音曲の腕前がきわだっている場合にもいう。 魯の虞公が声を張ると、その響きで屋根を支える梁に積もった塵まで舞い上がったと伝える。
木端微塵(こっぱみじん)四字熟語辞典
極めて細かく砕けること。 「木端」は材木の切れ端のことで、つまらないもののたとえ。 「微塵」は細かい塵や埃のことで、非常に細かいもののたとえ。
粉微塵(こなみじん)
非常に細かい状態になる様子。粉粉。
塵溜め(ごみため)
ごみを一時的にためておく場所。はきだめ。
塵溜めに鶴(ごみためにつる)ことわざ辞典
つまらない所に、そこには似つかわしくない優れたものがあることのたとえ。 「掃き溜め」は、ごみ捨て場のこと。 ごみ捨て場に舞い降りた美しい鶴との意から。
塵出し(ごみだし)
塵取り(ごみとり)
沙塵・砂塵(さじん・しゃじん)
細かい砂が舞って煙のようになったもの。砂埃。砂煙。
集塵(しゅうじん)
細かいちりやほこりを吸い寄せて、一か所にためること。
書を校するは塵を払うが如し・書を校するは塵を掃うが如し(しょをこうするはちりをはらうがごとし)ことわざ辞典
書き写した文の誤りを正す仕事は、はらうそばから降りかかる埃を相手にするようなもので、どこまで手を入れても取りこぼしは残るということ。
心塵(しんじん)
塵埃(じんあい)
ちりやほこり。あたりに散らかる細かなくず。
塵界(じんかい)
塵にまみれて汚れた世界。俗人の住む世界。俗界。
塵芥(じんかい)
塵と芥。ごみ。
塵外(じんがい)
うき世のしがらみが届かないところ。
塵外孤標(じんがいこひょう)四字熟語辞典
ずば抜けてすぐれていること。 「塵外」はこまごまとした世間のことを塵にたとえたもので、世間の外側にいるという意味。 「孤標」は人格などが他よりも一際すぐれていること。
塵境(じんきょう)
塵垢粃糠(じんこうひこう)四字熟語辞典
何の役にも立たないもののたとえ。 「塵」は小さなごみ、ちり。 「垢」は皮膚のよごれ、あか。 「粃」は殻ばかりで実っていない穀物、しいな。 「糠」は米の外皮の糠。
塵思埃念(じんしあいねん)四字熟語辞典
一般的なくだらない考えや邪念のこと。 「塵思」と「埃念」はどちらもくだらない考えという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調したもの。 塵や埃のように汚れた考えという意味から。
塵土(じんど)
塵飯塗羹(じんぱんとこう)四字熟語辞典
実際に何の役にも立たないもののこと。 「塵飯」は塵の飯。 「塗羹」は泥の吸い物。 こどもがままごと遊びで作った、見た目だけで食べられない食事ということから。
塵労(じんろう)
この世の煩わしい苦労。
吹影鏤塵・鏤塵吹影(すいえいろうじん・ろうじんすいえい)四字熟語辞典
無意味な努力のこと。または、やっても充実感がないことのたとえ。 「鏤」は刻むこと。 影を吹き飛ばそうとしたり、塵に刻み目をいれようしたりすることから。 「影を吹き塵(ちり)に鏤(ちりば)む」とも読む。 「鏤塵吹影」ともいう。
水晶は塵を受けず(すいしょうはちりをうけず)ことわざ辞典
身を正しく保つ人は、後ろ暗い誘いを寄せつけないということ。 透きとおった石が塵ひとつまとわないのになぞらえた言い方。
世塵(せじん)
暮らしにまつわる、わずらわしいあれこれ。
戦塵(せんじん)
戦場を舞う砂埃や塵。
塵を絶つ・絶塵(ぜつじん・ちりをたつ)ことわざ辞典
足跡すら残さぬ速さで先へ行き、後ろの者を寄せつけない。 そこから、世のわずらいに染まらぬ身の置き方や、抜きん出た人柄をいう。
甑塵釜魚・釜魚甑塵(そうじんふぎょ・ふぎょそうじん)四字熟語辞典
とても貧しいことのたとえ。 「甑」は蒸すための調理器具で、こしきやせいろのこと。 「魚」は蚊の幼虫のボウフラのこと。 こしきには塵がつもり、鍋にはボウフラがわいて炊事をすることができないほど貧しいことから。 「釜魚甑塵」ともいう。
俗塵(ぞくじん)
世渡りにつきまとう面倒ごとや欲。身につくちりにたとえた語。
大海は塵を択ばず(たいかいはちりをえらばず)ことわざ辞典
懐の深い人は、誰が相手でも門戸を閉ざさないというたとえ。 海は流れ込む塵芥さえ厭わないことから。 「芥」は塵やごみを指す。
炭塵(たんじん)
炭鉱内の空気中を漂う細かい石炭の粉。
抱いた子の塵を食うを知らぬ(だいたこのちりをくうをしらぬ)ことわざ辞典
内輪のことには案外気が回らないというたとえ。 抱いている子どもが、ごみを口に入れても気がつかないことがあるとの意から。
超軼絶塵・超逸絶塵(ちょういつぜつじん)四字熟語辞典
他のものよりも非常にすぐれていることのたとえ。 または、馬などが非常に速く走る様子。 「超軼」は他よりもずば抜けてすぐれていること。 「絶塵」は塵が一つも立たないほど、非常に速い速度で走ること。 馬の群の中から一頭が非常に速く走りぬけるという意味から。 「超逸絶塵」とも書く。
超塵出俗(ちょうじんしゅつぞく)四字熟語辞典
普通の人と比べて、一際すぐれていること。 「塵」はちりのことで、俗世のけがれという意味。 「塵(ちり)を超(こ)え俗を出(い)ず」とも読む。
塵芥(ちりあくた)
ごみやくず。はき寄せて捨てるもの。
塵紙(ちりがみ・ちりし)
塵っ葉(ちりっぱ)
塵も積もれば山となる・塵積もりて山となる(ちりつもりてやまとなる・ちりもつもればやまとなる)ことわざ辞典
一粒ずつでは数にも入らないものが、こぼさず貯めていけば見上げる高さになる。 日々の小さな積み立てや、逆に小さな浪費についても言う。
塵塚(ちりづか)
不要になったごみ、ちりを寄せ集めて捨てる場所。
塵取り(ちりとり)
塵に立つ(ちりにたつ)ことわざ辞典
世間にうわさが立つこと。
塵に継ぐ(ちりにつぐ)ことわざ辞典
前を行った者が舞い上げていったものの中へ、後から踏み込んでいく。 先に道を開いた人の仕事を学び、その続きを担うことをいう。
光を和らげ塵に同ず・塵に交わる・塵に同ず(ちりにどうず・ちりにまじわる・ひかりをやわらげちりにどうず)ことわざ辞典
持っているものをことさら見せず、世の人と同じ高さに身を置いて付き合う。 救う側が形を落としてこの世に現れるという仏の説き方から出た言葉で、今は人の身の処し方にもいう。 「塵に同ず」とも。
塵払(ちりはらい)
塵も灰もつかぬように言う(ちりもはいもつかぬようにいう)ことわざ辞典
相手が言葉を継げないほど、そっけなく切って落とす物言い。 こちらの頼みごとが少しも引っかからないまま返ってくる。
塵蓮華(ちりれんげ)
塵を出ず(ちりをいず)ことわざ辞典
濁った世の外へ身を移す。 髪を下ろして仏門に入ることをさす。 「塵」は、世の煩わしさをたとえた語。
塵を望んで拝す(ちりをのぞんではいす)ことわざ辞典
羽振りのよい人に取り入ろうとして、そこまでするかというほど身を低くすること。晋の石崇らが、その車の巻き上げた土けむりを遠くに認めるや、その場に額づいたという故事から。
塵を捻る(ちりをひねる)ことわざ辞典
間が持たず、手元の何かをいじりながらうつむいている様子。 気まずさを持て余しているときのしぐさをいう。
塵を結んでも志(ちりをむすんでもこころざし)ことわざ辞典
塵をひとつまみ結んだほどの品であっても、渡す人の思いはそこに宿るということ。
東海揚塵(とうかいようじん)四字熟語辞典
世の中の変化が激しいことのたとえ。 東にある大きな海が陸地になって、土ぼこりが立つという意味から。 「東海(とうかい)塵(ちり)を揚(あ)ぐ」とも読む。
都塵(とじん)
都会のごみごみとした騒がしい環境のこと。
軟紅塵中・輭紅塵中(なんこうじんちゅう)四字熟語辞典
華やかで賑わっている都会の様子。 「輭紅」はやわらかい花びらのことで、賑わっている都会のたとえ。 「塵中」は馬車や人が多く行き交うことで舞う塵の中ということ。
微塵(びじん)
風塵(ふうじん)
はげしい風に巻き上げられて立つちり。目方の無さから、はかなく消えるものにたとえる。
風塵外物(ふうじんがいぶつ)四字熟語辞典
世俗の人を超越したすぐれた人のこと。 「風塵」は風で舞い上がった塵や土ぼこりということから、汚れた現世のたとえ。 現世の外にいる人という意味から。
風塵之会(ふうじんのかい)四字熟語辞典
戦争で混乱している世の中のこと。または、社会が不安定で秩序が乱れていること。 「風塵」は風で舞う砂や埃のことから、戦乱のこと。 「会」は情勢や時勢のこと。
風塵僕々・風塵僕僕(ふうじんぼくぼく)四字熟語辞典
長い旅をして苦しむことのたとえ。または、旅で疲弊している様子。 「風塵」は風で舞い上がった塵や土ぼこりのことで、旅の最中の苦しみのたとえ。 「僕僕」は苦しむ様子。
粉塵(ふんじん)
粉のように細かいちり。
