「貧乏」の意味・対義語

「貧乏」(びんぼう)の意味・読み方を解説します。対義語・連想語もあわせて確認できます。
貧乏
びんぼう
| 言葉 | 貧乏 |
|---|---|
| 読み方 | びんぼう |
| 意味 | 入るお金にも財産にもめぐまれず、生活を続けるだけで手いっぱいの状態。 |
「貧乏」の対義語(反対語)
「貧乏」の関連語・連想語
「貧乏」で使われている漢字
「貧乏」を含む故事・ことわざ・慣用句
正直貧乏、横着栄耀(しょうじきびんぼう、おうちゃくえよう)
正直をつらぬく者はいつまでも暮らしが楽にならず、図々しく立ち回る者のほうがかえって世に出て贅沢をするという、世の中の皮肉をいう言葉。
酒と朝寝は貧乏の近道(さけとあさねはびんぼうのちかみち)
酒を飲み過ぎ、朝寝をして怠けていれば、たちまち貧乏になってしまうということ。
死ぬ者貧乏(しぬものびんぼう)
生きてさえいれば、どんな幸運にめぐり合うかもしれないのに、死んでしまってはどうにもならない。死んだ者が一番損だということ。
器用貧乏人宝(きようびんぼうひとだから)
何でもこなせるので、あちこちから当てにされて手が空かない。 当人は一つの看板を立てられないまま、実入りの薄いところに留まる。
八細工七貧乏(はちざいくしちびんぼう)
なんでもできるような器用な人は一つの事に専念できずにどれも中途半端になってしまい、そのためにかえって貧乏するということ。 「七細工八貧乏」ともいう。
夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き(ふうふげんかはびんぼうのたねまき)
いつも夫婦喧嘩をしている家庭は、だんだん貧乏になっていくという戒めのことば。
貧乏柿の核沢山(びんぼうがきのさねだくさん)
暮らし向きの苦しい家ほど、かえって子だくさんだということ。 「貧乏柿」は小ぶりの渋柿。実が小さいわりに種ばかり詰まっているさまに、「核(さね)」と「子」を掛けて言ったもの。
貧乏怖いものなし(びんぼうこわいものなし)
失う物を持たない人に、怖いものは何もないということ。
貧乏難儀は時の回り(びんぼうなんぎはときのまわり)
金に困り苦労が重なるのも、当人の至らなさというより巡ってきた時の運のせいなのだから、嘆いてばかりいなくてよいということ。
貧乏は達者の基(びんぼうはたっしゃのもと)
貧しければ夜更かしもできず、体を動かして働くよりほかにないから、かえって丈夫に過ごせるということ。
貧乏花好き(びんぼうはなずき)
身分不相応なことのたとえ。 貧乏人が花作りを好むとの意から。
貧乏暇なし(びんぼうひまなし)
貧しいと、日々の暮らしに追い回されて、ひと息つく暇さえ見いだせない。
馬鹿を笑うも貧乏を笑うな(ばかをわらうもびんぼうをわらうな)
愚か者は自分が悪いのだが、貧乏は本人のせいばかりではないので、笑ってはいけないという戒めの言葉。
居ない者貧乏(いないものびんぼう)
その場に居合わせない者は、分け前をもらえなかったり、自分のうわさ話をされたりして、いろいろと損をするということ。
稼ぐに追い付く貧乏無し(かせぐにおいつくびんぼうなし)
一生懸命働けば、貧乏に苦しむことはないというたとえ。 「稼ぐに貧乏追い付かず」「辛抱に追い付く貧乏なし」「稼げば身立つ」ともいう。
総領の十五は貧乏の世盛り(そうりょうのじゅうごはびんぼうのよざかり)
長男が一人前になる一歩手前の十五歳の頃が、家計がもっとも苦しい時期だというたとえ。
手酌貧乏(てじゃくびんぼう)
手酌で酒を飲むのは、いかにも貧乏くさく、やはり酒は人からついでもらって飲むのがいいということ。
隣の貧乏鴨の味(となりのびんぼうかものあじ)
近しい者がうまくいっていないと知って、胸のうちがすっと軽くなる。 人が隠し持つ暗い満足を、そのまま言い当てている。
引っ越し貧乏(ひっこしびんぼう)
何度も引っ越しをして、その費用で貧しくなること。
死んでの長者より生きての貧乏(しんでのちょうじゃよりいきてのびんぼう)
死後に金持ちになるより、貧乏でも生きているほうがよいということ。
朝寝朝酒は貧乏の元(あさねあさざけはびんぼうのもと)
朝寝坊をしたり朝から酒を飲んだりするような怠け者は、やがて貧乏になって生活に困るようになるということ。 怠けた暮らしが、後に生活の困窮を招く原因になるという戒め。
朝謡は貧乏の相(あさうたいはびんぼうのそう)
朝から謡などをうたって道楽にふけり、仕事をおろそかにしていると、やがて貧乏になるという戒め。 「謡」は、能楽の詞章に節をつけて歌う謡曲のこと。
家内喧嘩は貧乏の種蒔き(かないげんかはびんぼうのたねまき)
家族どうしのもめごとが絶えないと、それが原因で、その家はやがて貧乏に陥るということ。 「家内」は、家の中、また家族のこと。「種蒔き」は、田畑に種をまくことを指す。句の中では、のちに悪い結果を生むもとを作ることのたとえ。 家族の仲が悪い家は貧乏神のいつもの宿になるという「家内の不和は貧乏神の定宿(かないのふわはびんぼうがみのじょうやど)」や、夫と妻のけんかに言いかえた「[[夫婦喧嘩は貧乏の種蒔き*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/1344.php]]」も、この句とよく似た意味になる。
乞食に貧乏なし(こじきにびんぼうなし)
物乞いで暮らすほど落ちぶれた者は、それより貧しくなりようもなく、暮らしの落ち込みもそこで行き止まりだということ。 「乞食」は、人から食べ物やお金をめぐんでもらって暮らす人のこと。いちばん下まで落ちた者には、もう落ちていく先が残っていないと見た言い方。 何も持たない者は失う物もないという点で「[[裸で物を落とした例なし*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/4063.php]]」に通じる。終わりの「貧乏なし」が同じ「[[稼ぐに追い付く貧乏無し*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/2708.php]]」は、まじめに働いていれば貧しさに追いつかれずに済むと説く言葉で、こちらとは中身がちがう。

