禍福とは
禍福
かふく
言葉 | 禍福 |
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読み方 | かふく |
意味 | 災いと幸せ。災難と幸福。 |
例文 | 「―は糾える縄のごとし」 |
使用漢字 | 禍 / 福 |
禍福を含む四字熟語
吉凶禍福(きっきょうかふく)
よいこととわるいこと。幸福と不幸。 「吉凶」と「禍福」はどちらもよいことと悪いことや、幸いと災いという意味で、似た意味の言葉を重ねて強調した言葉。
禍福倚伏(かふくいふく)
災いと幸せは交互にやってくるということ。 「禍福」は災いと幸せ。 「倚伏」は交互に起こるということ。 災いには幸せが寄り添っていて、幸せには災いが潜んでいるという意味から。
禍福得喪(かふくとくそう)
災難にあったり、幸せなことがあったり、成功して出世したり、失敗して地位を失ったりすること。 「禍福」は災いと幸せ。 「得喪」は成功と失敗。または、出世して地位を得ることと、地位を失うこと。
禍福無門(かふくむもん)
不幸も幸福も、その人自身が招くものであるということのたとえ。 不幸や幸福がやってくるための決まった入り口があるわけではなく、心がけ次第で不幸にも幸福にもなるということ。 「禍福門無し、唯人の招く所なり」を略した言葉。
禍福糾纆(かふくきゅうぼく)
不運と幸運は、より合わせた縄のように互い違いに訪れるということ。 また、より合わせた縄のように交互に絡み合い表裏をなしているということ。 「禍福」は、不運と幸運。 「糾纆」は、より合わせた縄。 「禍福は糾(あざな)える縄の如し」の形で用いることが多い。
禍福相貫(かふくそうかん)
不幸と幸福はお互いに繋がっていて、片方に片寄ることはないということ。 「禍」は災難、不幸。 「福」は幸い、幸福。 「禍福(かふく)、相(あい)貫く」とも読む。
禍福同門(かふくどうもん)
不幸と幸福はどちらも人が原因となって生じるものであるということ。 「禍」は災難、不幸。 「福」は幸い、幸福。 「禍福(かふく)、門を同じうす」とも読む。 この言葉の後ろに「利と害とは隣(となり)を為(な)す」と続く。
禍福由己(かふくゆうき)
不幸と幸福は自分の行いによってもたらされるということ。 「禍」は災難、不幸。 「福」は幸い、幸福。 「禍福(かふく)、己(おのれ)由(よ)りす」とも読む。
「禍」を含む言葉・熟語
- 禍害(かがい)
- 禍根(かこん)
- 患禍・患禍(かんか)
- 奇禍(きか)
- 黄禍(こうか)
- 災禍(さいか)
- 招禍・招禍(しょうか)
- 水禍(すいか)
- 戦禍(せんか)
- 舌禍(ぜっか)
- 息禍・息禍(そくか)
- 禍禍しい(まがまがしい)
- 戹禍(やくか)
- 禍因(かいん)
- 凶禍(きょうか)
- 惨禍(さんか)
- 赤禍(せっか・せきか)
- 筆禍(ひっか)
- 輪禍(りんか)
- 災い・禍(わざわい)
「福」を含む言葉・熟語
- 艶福(えんぷく)
- お多福・阿多福・於多福(おたふく)
- お多福風邪・阿多福風邪・於多福風邪(おたふくかぜ)
- お福分け・御福分け(おふくわけ)
- 介護福祉士(かいごふくしし)
- 眼福(がんぷく)
- 幸福(こうふく)
- 子福者(こぶくしゃ)
- 七福神(しちふくじん)
- 至福(しふく)
- 祝福(しゅくふく)
- 浄福(じょうふく)
- 清福(せいふく)
- 大福(だいふく)
- 大福帳(だいふくちょう)
- 追福(ついふく)
- 内福(ないふく)
- 福寿草(ふくじゅそう)
- 冥福(めいふく)
- 裕福(ゆうふく)
- お多福豆(おたふくまめ)
- 慶福(けいふく)
- 万福(ばんぷく)
- 福(ふく)
- 福音(ふくいん)
- 福運(ふくうん)
- 福祉(ふくし)
- 福寿(ふくじゅ)
- 福神漬け・福神漬(ふくじんづけ)