「筆」の意味

「筆」(ふで)の意味・読み方を解説します。
筆
ふで
| 言葉 | 筆 |
|---|---|
| 読み方 | ふで |
| 意味・例文 |
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| 用例 | 「筆先」「筆箱」 |
「筆」で使われている漢字
「筆」を含む四字熟語
董狐之筆(とうこのふで)
圧力に負けずに、事実を曲げずに正しく歴史を書き記すこと。 「董狐」は晋の歴史記録官をしていた人の名前。 国王の霊公が殺害されたときに、宰相の趙盾の所業だと記載したが、実際には弟の趙穿が殺害したために趙盾は訂正を求めたが、弟を見逃した罪の重さを訴えて変えることがなかったという故事から。
椽大之筆(てんだいのふで)
立派で堂々としている文章のたとえ。 「椽」は屋根を支える最も立派で太い木材。垂木。 中国の西晋の時代の王珣は、垂木のような大きな筆を授けられる夢を見て、そのように筆をふるう機会があるのではと思っていると、武帝が崩御して、弔辞などで堂々とした文章を書いたという故事から。
「筆」を含む故事・ことわざ・慣用句
能書筆を択ばず(のうしょふでをえらばず)
書にすぐれた人は筆のよしあしに関係なく、どんな筆を使ってもすぐれた字を書くということ。
意到りて筆随う(いいたりてふでしたがう)
思いのままに筆が動いて文章が書けること。 自分が書く気になれば、筆がひとりでに進むとの意から。
弘法にも筆の誤り(こうぼうにもふでのあやまり)
いかにすぐれた人物でも、時には失敗することがあるというたとえ。弘法大師のような書の名人でも、時には書き損じることもあるということから。
墨は餓鬼に磨らせ筆は鬼にとらせよ(すみはがきにすらせふではおににとらせよ)
墨を磨るときは飢えて力のない餓鬼のように力を入れず、筆を使って書くときには鬼のように力を込めるのがよいということ。
椽大の筆(てんだいのふで)
堂々とした立派な文章のこと。「椽」は、屋根を支える垂木(たるき)のこと。家の屋根を支える垂木のように大きな筆の意から。
筆が立つ(ふでがたつ)
文章を書くのがうまいこと。
筆に任せる(ふでにまかせる)
形式などを考えず、思いついたままに文章を書くこと。
筆を入れる(ふでをいれる)
文章の足りない部分を書き足したり、不要な部分を取り除いたりすること。添削すること。 「筆を加える」ともいう。
筆を擱く(ふでをおく)
書き進めてきた文章を、そこで終えること。手紙や原稿の結びで使う。
筆を起こす(ふでをおこす)
文章を書き始めること。
筆を折る(ふでをおる)
文章や詩歌などを書くことをやめること。 文筆活動をやめること。 「ペンを折る」ともいう。
筆を染める(ふでをそめる)
文章などを書き始めること。 筆に墨などを含ませるという意味から。
筆を執る(ふでをとる)
文章や絵などを書くこと。
筆を揮う(ふでをふるう)
文字や絵などを書くこと。揮毫すること。
筆を断つ(ふでをたつ)
書き手として立ってきた人が、事情があってその仕事から退くこと。
筆を走らせる(ふでをはしらせる)
筆先がよどみなく動き、勢いに乗って書き進めること。
筆が滑る(ふでがすべる)
書く手が先に走って、控えるべきことまで紙に載せてしまう。
筆を運ぶ(ふでをはこぶ)
筆先を紙の上で動かして、字や絵をかいていくこと。話の筋を書き進める意にも使う。
筆を曲げる(ふでをまげる)
本当のことを知りながら、わざと違えて書くこと。書き手が保身や打算から事実をゆがめる場合にいう。 後漢の臧洪が、袁紹に城を囲まれた中で降伏をすすめる旧友へ返書を送り、斉の史官南史は生き延びるために筆を曲げなかったと記して、節を守って死んだ。
