「虎」を含む熟語・言葉 — 102 件
「虎」を含む言葉を一覧で紹介します。各言葉を選択すると意味・読み方などの詳細を確認できます。
虎(とら)
ねこの仲間でいちばん大きな獣。体長は二メートルにもなる。黄褐色の地に走る黒い横縞は、藪の中では光と影に紛れ、獲物に気づかれず忍び寄るのに役立つ。群れを作らず、一頭で鹿や猪をおそう。アジアだけにすみ、乱獲と森の減少で数が大きく減った。
危うきこと虎の尾を踏むが如し・虎の尾を踏む(あやうきこととらのおをふむがごとし・とらのおをふむ)ことわざ辞典
非常に危険なことをすることのたとえ。 「危うきこと虎の尾を踏むが如し」ともいう。
為虎傅翼(いこふよく)四字熟語辞典
もとから強い力を持っているものが、さらに力をつけること。 「傅翼」は翼をつけることで、もとから強い虎に翼をつけて飛べるようにするという意味。
虎杖(いたどり)
山道のわきや荒れ地に、二メートルほどまで伸びる草。
三人、市虎を成す・三人、虎を成す・三伝の市虎・市に虎あり(いちにとらあり・さんでんのしこ・さんにん、しこをなす・さんにん、とらをなす)ことわざ辞典
事実ではないことでも、多くの人が同じことを言えば、やがては信じられるようになることのたとえ。 「市」は街、また市場のこと。 一人や二人では信じないが、三人もの人が市に虎がいると言えば、事実でなくても信じ込んでしまうとの意から。 「市に虎あり」「三人、虎を成す」「三伝の市虎」「三人成虎」などともいう。
市に虎を放つ(いちにとらをはなつ)ことわざ辞典
人でにぎわう市場に、猛獣の虎を解き放つという意味から、ひどく危うい事態のたとえ。 「市」は、品物を売り買いするために人々が集まる所。 市に虎ありとは字面がよく似ているが、そちらは根拠のないうわさも大勢が口にすれば本当のことのように受け取られる、という話で、中身はまるで違う。
委肉虎蹊(いにくこけい)四字熟語辞典
わかっていながらも危険な状況や災難を招くことのたとえ。 または、無駄死にすること。 「委」は捨てるや、置くという意味。 「虎蹊」は虎がいる道。 虎が出る道に肉を落とすという意味から。 「肉を虎蹊に委つ」という形で使うことが多い言葉。
雲竜風虎(うんりゅうふうこ・うんりょうふうこ)四字熟語辞典
似た同士が互いに引きつけ合うこと。 または、英雄や豪傑のたとえ。 竜は雲と共に現れ、虎は風を引き連れて現れると考えられていたことから。
燕頷虎頸(えんがんこけい)四字熟語辞典
武勇に秀でた、勇ましい武者の容姿のたとえ。 または、遠い国の諸侯となる人の容姿のたとえ。 燕のような顎と、虎のように太い首のことで、武勇に秀でた人物の骨相をいう。 中国の後漢の班超は筆書の仕事をしていたが、武功を上げたいと占い師に聞くと、遠い地域で諸侯になる人相だと言われ、万里の長城の外で武功を上げ、定遠侯に封じられたという故事から。
燕頷虎頭(えんがんことう)四字熟語辞典
武勇に秀でた、勇ましい武者の容姿のたとえ。 または、遠い国の諸侯となる人の容姿のたとえ。 燕のような顎と、虎のような頭のことで、武勇に秀でた人物の骨相をいう。 中国の後漢の班超は筆書の仕事をしていたが、武功を上げたいと占い師に聞くと、遠い地域で諸侯になる人相だと言われ、万里の長城の外で武功を上げ、定遠侯に封じられたという故事から。
虎魚(おこぜ)
カサゴ目フサカサゴ科、または、オニオコゼ科の魚類の総称。背びれに毒がある。味はよいが可食部は少ない。
お虎子・御虎子(おまる)
室内で使う持ち運びができる便器。子どもや病人などが使う。
苛政は虎よりも猛し(かせいはとらよりもたけし)ことわざ辞典
悪政が人民に与える害は、虎よりも恐ろしいということ。 「苛政」は、人民を苦しめる過酷な政治のこと。 中国の泰山の麓で、家族を虎に食われ泣いていた婦人に孔子が「何故この国を出て行かないのか」と尋ねると「苛政がないからだ」と答えたという故事から。
苛政猛虎(かせいもうこ)四字熟語辞典
悪政は人を食べる虎よりも人々を苦しめるということ。 人々を苦しめる政治を戒める言葉。 「苛政」は人々を苦しめるひどい政治。 中国の思想家の孔子が道端で泣いている女性に出会い、その理由を聞くと姑と夫、息子が虎に殺されたといい、孔子がなぜこの地を離れないのかと聞くと、悪政がしかれていないからと答えたという故事から。 「苛政(かせい)は虎(とら)よりも猛(たけ)し」とも読む。
画虎類狗(がこるいく)四字熟語辞典
才能のない者が、すぐれているものの真似をしても、見苦しい結果にしかならないということのたとえ。 虎の絵を描いても、犬にしか見えないということから。 後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。 「虎(とら)を画(えが)いて狗(いぬ)に類す」とも読む。
騎虎(きこ)
勢いが激しくなってやめようとしてもやめられないことのたとえ。虎の背に乗って走り出すと途中で降りられないということから。
騎虎の勢い(きこのいきおい)ことわざ辞典
勢いやはずみがついて途中でやめられなくなることのたとえ。「騎虎」は虎に乗ること。虎に乗って走り出すと、途中で降りたら虎に食い殺されるので仕方なく走り続けなければならないことから。
騎虎之勢(きこのいきおい)四字熟語辞典
一度勢いがついてしまうと、途中でやめることが出来ないということ。 「騎虎」は虎に乗ること。 虎に乗った者は、降りると虎に食べられてしまうので、乗り続けるしかないという意味から。
狐虎の威を借る・狐虎の威を藉る・虎の威を借る狐・虎の威を藉る狐(きつねとらのいをかる・とらのいをかるきつね)ことわざ辞典
他人の権力に頼って、弱いものが空威張りすることのたとえ。 虎に捕らえられた狐が「天の神が私を百獣の長にした。だから私を食べると天の命令にそむくことになる。うそだと思うならついてきなさい。獣たちはみな逃げ出すはずだ」といった。 虎が狐のあとについていくと、獣たちがみな逃げて行った。 虎は自分を恐れて獣たちが逃げたことに気づかず、狐を恐れて逃げ出したと信じたという故事から。 「狐虎の威を藉る」ともいう。
口の虎は身を破る(くちのとらはみをやぶる)ことわざ辞典
口から出た一言が虎となって、言った本人に牙を剝く。物言いは控えめにという戒め。
口は虎、舌は剣(くちはとら、したはつるぎ)ことわざ辞典
ものの言いようひとつで人を噛み、自分をも斬るということ。 口は虎、舌は剣と並べて、言葉の荒々しさと鋭さを二つに分けて示した言い方。放てば相手に食いつき、返す刃で自分を傷つける。
雲は竜に従い、風は虎に従う・雲は竜に従い風は虎に従う(くもはりゅうにしたがい、かぜはとらにしたがう・くもはりゅうにしたがいかぜはとらにしたがう)ことわざ辞典
気質の通じ合う者は放っておいても寄り合い、手を組んで事に当たるものだということ。すぐれた主のもとには、それに見合う力の持ち主が集まってくる意にも使う。竜が動けば雲が湧き、虎が吼えれば風が起こると考えられたことから。
群羊を駆って猛虎を攻む(ぐんようをかってもうこをせむ)ことわざ辞典
頭数ばかりをそろえて、力量の隔たった相手へ攻めかかること。多くは、そうした企ての無駄をいう。羊の群れをけしかけて猛虎に当たらせる図から。
狐仮虎威・狐假虎威(こかこい)四字熟語辞典
他人の力を自分の力のように使って、好き勝手に振る舞うこと。 虎に捕まって食べられそうになった狐は、自分は天帝から百獣の王になるように命じられたと言った。 そのことは自分の後ろをついてくればわかるといい、周りの獣は狐の後ろにいる虎を恐れて逃げ出した。 虎は狐のことを恐れたと思い、狐の言うことを信じたという説話から。 「狐、虎の威を仮る」とも読み、「虎の威を借る狐」という形で使うことが多い言葉。 「狐仮」は「狐假」とも書く。
竜盤虎踞・竜蟠虎踞・虎踞竜盤・虎踞竜蟠(こきょりょうばん・りょうばんこきょ)四字熟語辞典
地形が険しく、攻めにくい地域のこと。 または、すぐれた能力のある者がとある地域を手に入れて、そこで権勢を振るうこと。 または、文章に勢いがあること。 「竜蟠」は竜がとぐろをまいてじっとしていること。 「虎踞」は虎がうずくまってじっとしていること。 「竜蟠」は「竜盤」とも書く。 「虎踞竜蟠(虎踞竜盤)」ともいう。
虎渓三笑(こけいさんしょう)四字熟語辞典
あることに夢中になって、他のことを全て忘れてしまうこと。 「虎渓」は中国の江西省の廬山にあったとされる谷の名前。 「三笑」は三人で笑うこと。 中国の東晋の高僧の慧遠は、廬山の寺にこもって、虎渓よりも外に出ないと誓っていたが、詩人の陶潜と道士の陸修静を見送るときに話に夢中になり、虎の吠える声で虎渓を越えてしまったことに気づき、三人で大笑いしたという故事から。
虎穴(こけつ)
虎が巣としている穴。
虎穴虎子(こけつこし)四字熟語辞典
危険なことをしなければ、大きな利益や功績を得ることはできないということ。 「虎子」は虎の子ども。 虎の子どもを捕らえるためには、危険な虎の巣穴に入るしかないという意味から。 「虎穴に入らずんば虎子を得ず」を略した言葉。
虎穴に入らずんば虎子を得ず(こけつにいらずんばこじをえず)ことわざ辞典
危険なことも避けていては、大きな成功は得られないということ。 虎の住む穴に入らなければ、虎の子をつかまえることは出来ないとの意から。
虎口(ここう)
この上なく危険な場所や状態。
虎口余生(ここうよせい)四字熟語辞典
極めて危険な状況から、奇跡的に助かること。 「虎口」は虎の口のことから、極めて危険な目に遭うことのたとえ。 「余生」は死にそうな状況から生き残ること。
虎口を脱す・虎口を脱する(ここうをだっす・ここうをだっする)ことわざ辞典
危険な状態からやっとのことで逃れること。「虎口」は、虎の口のように危険な場所の意。
虎口を逃れて竜穴に入る(ここうをのがれてりゅうけつにいる)ことわざ辞典
次から次へと災難にあうことのたとえ。 虎に食われる危険から逃れたら、今度は竜の住む穴に入り込んでしまうことから。
虎視眈々・虎視眈眈(こしたんたん)四字熟語辞典
力のあるものが、機会をじっくりと窺っている様子。 「虎視」は虎が獲物をじっくりと狙うこと。 「眈眈」は睨む、見下ろすという意味。 虎が獲物を鋭く見つめて、襲う機会をじっくりと待っている様子から。
虎嘯風生(こしょうふうしょう)四字熟語辞典
すぐれた能力を持つ人が機会を得て奮起することのたとえ。 「虎嘯」は虎が吠えること。 「風生」は風が発生すること。 虎が吠えて風が激しく巻き起こるという意味から。 「虎(とら)嘯(うそぶ)いて風(かぜ)生(しょう)ず」とも読む。
虎嘯風冽(こしょうふうれつ)四字熟語辞典
聖人が君主になると、それにともなってすぐれた臣下が現れることのたとえ。 虎が吠えると風が冷たくなるという意味から。 「虎(とら)嘯(うそぶ)きて風(かぜ)冽(つめた)し」とも読む。
竜挐虎擲・虎擲竜挐(こてきりゅうだ・こてきりょうだ・りゅうだこてき・りょうだこてき)四字熟語辞典
英雄と英雄が戦うことのたとえ。 「擲」は投げつけること。 「挐」はつかみ合うこと。 虎と竜が激しく打ち合うという意味から。 「竜挐」は「りゅうだ」とも読む。 「竜挐虎擲」ともいう。
虎頭蛇尾(ことうだび)四字熟語辞典
始めは勢いがあるが、終わりになるとなくなってしまうことのたとえ。 頭は大きくて立派な虎の頭だが、尾は蛇のように細く弱々しいという意味から。
虎豹豈犬羊の欺きを受けんや(こひょうあにけんようのあざむきをうけんや)ことわざ辞典
器量の据わった人物が、格下の浅知恵で言いくるめられるはずがない、と反語の形で言い放つ。
虎豹之文(こひょうのぶん)四字熟語辞典
才能と知恵のどちらもある人は、才能と知恵があるために災いを招くということのたとえ。 虎や豹は毛皮が美しいために、狩りをする気を起こさせるという意味から。 「文」は文様。
羊質虎皮・虎皮羊質(こひようしつ・ようしつこひ)四字熟語辞典
外見は立派だが、中身が伴わないこと。 虎の皮を羊に被せることから。 「虎皮羊質」ともいう。
虎尾春冰・虎尾春氷(こびしゅんぴょう)四字熟語辞典
極めて危険なことのたとえ。 または、危険なことをすることのたとえ。 虎の尾を踏んで、春の厚みの無い氷の上を歩くという意味から。 「虎尾春冰」とも書く。
虎狼(ころう)
虎と狼。
三人成虎(さんにんせいこ)四字熟語辞典
真実ではないことでも、多くの人が言えばいつの間にか真実として広まるということのたとえ。 「街に虎が出たと言ったら信じるか」と尋ねると「信じない」と答えた。 「それならばもう一人別の人物が同じことを言ったら信じるか」と尋ねると「わからない」と答え、「三人ならどうか」と聞くと「信じるようになるだろう」と答えたという故事から。
市虎三伝(しこさんでん)四字熟語辞典
真実ではないことでも、多くの人が言えばいつの間にか真実として広まるということのたとえ。 「街に虎が出たと言ったら信じるか」と尋ねると「信じない」と答えた。 「それならばもう一人別の人物が同じことを言ったら信じるか」と尋ねると「わからない」と答え、「三人ならどうか」と聞くと「信じるようになるだろう」と答えたという故事から。
鴟目虎吻(しもくこふん)四字熟語辞典
欲深く凶悪で残忍な人相のたとえ。 「鴟目」はふくろうのような目つき。 「虎吻」は虎のような口。 どちらも凶悪で残忍な人相のたとえ。
照猫画虎(しょうびょうがこ)四字熟語辞典
本質を理解せずに、見た目を真似すること。 虎の絵を描くために、見た目が似ている猫を手本にするという意味から。 「猫に照らして虎を画(えが)く」とも読む。
如狼如虎(じょろうじょこ)四字熟語辞典
勇気があって強い様子。 「狼(ろう)の如(ごと)く虎(とら)の如(ごと)し」とも読む。
生竜活虎(せいりゅうかっこ)四字熟語辞典
非常に活発で、力強く元気なさま。竜や虎のように勢いがあるとの意から。
千里の野に虎を放つ・虎を野に放つ(せんりののにとらをはなつ・とらをのにはなつ)ことわざ辞典
後々の禍のたねになるものを、手もつけずに放り出しておくたとえ。 果てしなく広がる野へ虎を解き放てば、もう捕らえようがない。「虎を野に放つ」ともいう。
前虎後狼(ぜんここうろう)四字熟語辞典
災難などの辛いことが次から次へと起こること。 前から来る虎を防いでも、すぐに後ろから狼がやって来るという意味から。 「前門の虎、後門の狼」という形で使うことが多い言葉。 「前門に虎を拒ぎ後門に狼を進む」を略した言葉。
前門に虎を防ぎ後門に狼を進む・前門の虎、後門の狼(ぜんもんにとらをふせぎこうもんにおおかみをすすむ・ぜんもんのとら、こうもんのおおかみ)ことわざ辞典
やっとのことで災難を一つ切り抜けたと思ったら、間を置かずに次の災難が降りかかってくることのたとえ。 前門で虎の侵入を防いだと思ったら、すでに後門に狼が入っていたとの意から。 「前門に虎を防ぎ後門に狼を進む」ともいう。
前狼後虎(ぜんろうこうこ)四字熟語辞典
災難などの辛いことが次から次へと起こること。 前から来る狼を防いでも、すぐに後ろから虎がやって来るという意味から。
大賢虎変(たいけんこへん)四字熟語辞典
すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日々自己変革すること。 または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてより良い制度に改められること。 「大賢」は徳があって立派な人。 「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わること。 見事に変化や改革をすることのたとえ。
大人虎変(たいじんこへん)四字熟語辞典
すぐれた賢者が、時の流れに合わせて、日に日に自己変革すること。または、すぐれた統治者の制度変革によって、古い制度が新しくてよりよい制度に改められること。 「大人」は徳があって立派な人、「虎変」は虎の毛が美しく立派に生え変わることから、変化や改革を見事にすることのたとえ。
談虎色変(だんこしきへん)四字熟語辞典
実際に経験したことがある者だけが真実を知っているということ。 実際に虎に襲われたことがある人は、虎という言葉を聞くと、その恐怖を思い出して顔色が変わるという意味から。 「虎(とら)を談じて色(いろ)変ず」とも読む。
調虎離山(ちょうこりざん)四字熟語辞典
敵を、その敵にとって有利な場所から誘い出してから討つこと。 「調」はおびき出すこと。 虎は山にいるかぎり手強いので、山から離れさせてから戦うという意味から。 相手の強さがどこから来ているかを見きわめ、その足場を外させる策略をいう。 兵法三十六計の第十五計。
時に遇えば鼠も虎になる(ときにあえばねずみもとらになる)ことわざ辞典
時流に乗れば、つまらない者でも出世して権力をふるうようになるというたとえ。
虎刈・虎刈り(とらがり)
頭髪の刈り方が下手で、虎の縞模様のように段がついて不揃いになった状態。
虎毛(とらげ)
虎の背の毛のように、黄色の地に黒い縞(しま)のあるもの。虎斑。
虎鶫(とらつぐみ)
黄褐色の体に黒い三日月形の斑が並び、虎の模様を思わせるつぐみの仲間。暗い森にすみ、夜、笛を吹くような細く長い声で鳴く。この声が不気味がられ、「平家物語」に出る化け物「鵺(ぬえ)」の名は、この鳥の呼び名から取られた。ぬえどり。
虎に翼(とらにつばさ)ことわざ辞典
勢力のあるものに、さらに力強いものが加わることのたとえ。 強い虎に翼をつけることから。 「獅子に鰭」ともいい、その場合は獅子にひれが加わる形にたとえる。
虎になる(とらになる)ことわざ辞典
酒に酔って恐怖を感じなくなること。 または、酒に酔って暴れること。
虎の子(とらのこ)ことわざ辞典
非常に大切にして手放さないもの。虎が子を大事にするということから。
虎の子渡し(とらのこわたし)ことわざ辞典
家計のやりくりに苦しむことのたとえ。虎が子を三頭生むと、その中に彪(ひょう)が一頭いて他の二頭を食おうとするため、川を渡る時に子を彪と二頭だけにしないよう、子の運び方に苦慮するという中国の故事から。
虎の巻(とらのまき)
兵法の秘伝書。中国の兵法書「六韜(りくとう)」のうちの一つ、虎韜の巻から。
人は死して名を留め、虎は死して皮を留む・虎は死して皮を留め、人は死して名を残す・虎は死して皮を留め、人は死して名を留む(とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをとどむ・とらはししてかわをとどめ、ひとはししてなをのこす・ひとはししてなをとどめ、とらはししてかわをとどむ)ことわざ辞典
虎が死んでも美しい毛皮が残って大切に扱われるように、人も亡くなったあと、生きていたときの働きによって名前が長く語り伝えられるということ。 「虎」は「豹」、「留め・留む」は「残し・残す」ともいう。
虎は千里往って千里還る・虎は千里行って千里帰る(とらはせんりいってせんりかえる)ことわざ辞典
勢いが盛んで力強い行動力のたとえ。また、子を思う親の愛情深い行動力のたとえ。虎は一日に千里の道を進み、その後、再び同じ距離を戻ってくると言われることから。
虎は千里の藪に栖む(とらはせんりのやぶにすむ)ことわざ辞典
優れたものは、広々として奥深い所にいるということ。虎は千里もあるような広い藪にすんでいるということから。
虎斑(とらふ)
「虎毛」に同じ。
虎を描いて狗に類す・虎を描いて猫に類す・虎を画きて狗に類す(とらをえがいていぬにるいす・とらをえがいてねこにるいす・とらをえがきていぬにるいす)ことわざ辞典
凡人が優れた人の真似をして、軽薄になることのたとえ。また、立派過ぎるものを求めて失敗することのたとえ。 後漢の馬援が甥たちをいさめた手紙の一節から。豪傑肌の杜季良をまねようとして果たせなければ、虎を描こうとして狗にしかならないのと同じように、世間の軽薄者に落ちてしまうと説いた。 「虎を描いて猫に類す」ともいう。
虎を養いて患いを遺す・虎を養いて自ら患を遺す(とらをやしないてうれいをのこす・とらをやしないてみずからうれいをのこす)ことわざ辞典
今のうちに断つべきものを、かえって手元で肥え太らせ、のちに自分がその力に食い破られること。幼い虎を飼い続ければ、いずれその爪と牙が飼い主に向かうことから。
猫にもなれば虎にもなる(ねこにもなればとらにもなる)ことわざ辞典
相手や状況しだいで、おとなしくもなれば凶暴にもなるということのたとえ。
猫は虎の心を知らず(ねこはとらのこころをしらず)ことわざ辞典
つまらない人間には、大人物の心の中はわからないということのたとえ。
鼠も虎の如し(ねずみもとらのごとし)ことわざ辞典
小さな鼠でも、命がけで飛び出すときは虎のような勢いを示すということ。 弱い者でも、必死になれば強者をも圧するほどの勢いや迫力を持つことのたとえ。
張り子の虎・張子の虎(はりこのとら)ことわざ辞典
威勢よく構えていても実のところは弱い人。また、人の言いなりにうなずくばかりの人。中が空洞で首の揺れる玩具から出た言葉。
描虎類狗(びょうこるいく)四字熟語辞典
才能のない者が、すぐれているものの真似をしても、見苦しい結果にしかならないということのたとえ。 虎の絵を描いても、犬にしか見えないということから。 後漢の将軍の馬援が、豪傑の杜季良の真似をしていた兄の子を手紙で戒めたという故事から。
傅虎為翼(ふこいよく)四字熟語辞典
もとから強い力を持っているものがさらに力をつけること。 「為翼」は翼をつけることで、もとから強い虎のために翼をつけて飛べるようにするという意味。
放虎帰山(ほうこきざん)四字熟語辞典
後で大きな災いになるものを残すこと。 虎を山に放てば、いつか自分が襲われることになるという意味から。 蜀の劉璋が、張魯を討伐するために劉備が入国することを許可したときに、臣下の劉巴が虎を山に放つように危険なことだと反対した故事から。 劉巴の意見は聞き入れられず、のちに劉璋は劉備に倒された。
暴虎馮河(ぼうこひょうが)四字熟語辞典
一時の熱意にまかせて、後先考えずに無謀な行いをすること。 「暴虎」は虎を素手で殴ること。 「馮河」は大河を歩いて渡るという意味。 どちらも無謀な行動のたとえ。 孔子が弟子の子路を戒めた言葉。
