欠くとは
欠く
かく
言葉 | 欠く |
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読み方 | かく |
意味 | 全体の中の一部分を壊す。 揃っているものの一部を無くす。 必要なものが足りない状態。 |
対義語 |
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使用漢字 | 欠 |
欠くを含む故事・ことわざ・慣用句
彩ずる仏の鼻を欠く(さいずるほとけのはなをかく)
念を入れすぎたため、かえって大切な部分をこわしてしまうたとえ。「彩ずる」は彩色を施して飾る意。仏像を作り上げるのに、もう少し良くしようと手を加えているうちに肝心な鼻を欠いてしまうことから。
金は三欠くに溜まる(かねはさんかくにたまる)
義理と人情と交際の三つを欠くぐらいでなければ、お金はたまらないということ。
画竜点睛を欠く(がりょうてんせいをかく)
最後の大切な仕上げを怠ったために、全体が不完全になったり、引き立たなかったりすることのたとえ。「画竜点睛」は、中国の絵の名人が壁に竜の絵を描き、最後に瞳を書き入れたら天に昇ったという故事から最後の大事な仕上げの意で、その仕上げを欠いてしまうということから。「睛」は、「瞳」の意。
欠くべからざる(かくべからざる)
絶対に必要で無くてはならないことのたとえ。
事を欠く(ことをかく)
必要なものが不足して、不自由な状態であること。 また、他にもっと適した方法がありそうなのになぜそのようにするのか、と相手を非難する気持ちを込めていう言葉。
面皮を欠く(めんぴをかく)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。