卵とは
卵
たまご
言葉 | 卵 |
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読み方 | たまご |
意味 | 鳥・魚・虫などが産み、それから子のかえるもの。 ニワトリの卵。=鶏卵(けいらん) まだ一人前になっていない修行中の人。 |
使用漢字 | 卵 |
卵を含む故事・ことわざ・慣用句
金の卵を産む鵞鳥を殺すな(きんのたまごをうむがちょうをころすな)
欲張って一度に大きな利益を得ようとして、将来の利益を逃すようなことをするなということ。毎日一個の金の卵を産む鵞鳥の持ち主が、一度に大儲けしようと鵞鳥の腹を切り裂き、結局鵞鳥を死なせてしまったというイソップ寓話から。
コロンブスの卵(ころんぶすのたまご)
簡単なことでも、それを最初に思いついて行うことはむずかしいということ。アメリカ大陸発見にけちをつけられたコロンブスが、テーブルに卵を立てることを試みさせ、誰もできなかった後に卵の尻を軽くつぶして立てて見せたという逸話から。
てらつつきの子は卵から頷く(てらつつきのこはたまごからうなずく)
生まれながらの才能は、幼い時から自然に現れるというたとえ。「てらつつき」は、きつつきのこと。きつつきの子はえさの虫を捕るために、幼い時から首を上下に動かす癖があることから。
卵に目鼻(たまごにめはな)
卵に目と鼻をつけたような、色白でかわいらしい顔だちのたとえ。
卵を盗む者は牛も盗む(たまごをぬすむものはうしもぬすむ)
小さな悪事をはたらいた者は、いずれ大きな犯罪を犯すようになるということ。そのためにも、ちいさな悪事も見逃さずに戒めるべきであるということ。
卵を見て時夜を求む(たまごをみてじやをもとむ)
順序を考えず、あまりに早計に結果を求めるたとえ。 「時夜」は、鶏が夜明けに鳴いて時を知らせること。 卵のうちから、鶏に成長して時を告げることを待ち望むとの意から。
卵を以て石に投ず(たまごをもっていしにとうず)
損ばかりでなんにもならないことのたとえ。また、道理の通らない愚かな行為のたとえ。石に卵を投げつけても卵が割れるだけで石はなんともないことから。
卵を割らないでオムレツは作れない(たまごをわらないでおむれつはつくれない)
目的を達成するためには犠牲が必要であるというたとえ。西洋のことわざ。
丸い卵も切りようで四角(まるいたまごもきりようでしかく)
物事は話し方、やり方しだいで円満にいくこともあれば、角が立つこともあるというたとえ。丸い卵も切り方によっては四角になるということから。「ものも言いようで角が立つ」あとに続けてもいう。
卵の四角(たまごのしかく)
あるはずのないことのたとえ。 四角い形の卵は存在しないことから。 「卵の四角と女郎の誠(四角い形の卵が存在しないのと同じで、女郎が誠意を持つことなどない)」ともいう。
「卵」を含む言葉・熟語
- 掻き卵・搔き卵(かきたま)
- 寒卵(かんたまご)
- 魚卵(ぎょらん)
- 鶏卵(けいらん)
- 地卵(じたまご)
- 卵形(たまごがた・らんけい)
- 排卵(はいらん)
- 孵卵(ふらん)
- 無精卵(むせいらん)
- 茹で卵・茹で玉子(ゆでたまご・うでたまご)
- 輸卵管(ゆらんかん)
- 卵黄(らんおう)
- 卵殻(らんかく)
- 卵管(らんかん)
- 卵子(らんし)
- 卵生(らんせい)
- 卵巣(らんそう)
- 卵胎生(らんたいせい)
- 卵塔・蘭塔(らんとう)
- 卵塔場・蘭塔場(らんとうば)
- 卵白(らんぱく)
- 累卵(るいらん)
- 一卵性(いちらんせい)
- 一卵性双生児(いちらんせいそうせいじ)
- 炒り卵・炒り玉子(いりたまご)
- 錦糸卵(きんしたまご)
- 産卵(さんらん)
- 蚕卵紙(さんらんし)
- 二卵性双生児(にらんせいそうせいじ)