当てとは
当て
あて
言葉 | 当て |
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読み方 | あて |
意味 | 見込み。見当。 頼りにすること。頼み。期待。 体や物を保護したり補強したりするためにあてがわれる物。 |
別表記 | 当 |
使用漢字 | 当 |
当て・当を含む故事・ことわざ・慣用句
当て事と越中褌は向こうから外れる(あてごととえっちゅうふんどしはむこうからはずれる)
当てにしていた事は相手の都合で外れることが多いことのたとえ。 「当て事」は当てにしている事。 「向こう」は身体の前、また、相手のこと。 越中褌が身体の前から外れやすいのと同じように、当てにしていた事は向こうから外れることが多いということ。 「当て事は向こうから外れる」「当て事と畚褌は先から外れる」ともいう。
盗人の昼寝も当てがある(ぬすびとのひるねもあてがある)
ひそかに悪事をたくらんで準備をしていること。また、何をするにも思惑があるということ。 盗人が夜の盗みに備えて昼寝をすることから。 「盗人の昼寝も当てがある」ともいう。
長範が当て飲み(ちょうはんがあてのみ)
人の金を当てにして失敗してしまうことのたとえ。大泥棒の熊坂長範が、金を奪う前にその金を当てにして酒盛りをし、牛若丸に退治されてしまったという話から。
当てが外れる(あてがはずれる)
期待や予想とは異なった結果になること。
恋の鞘当て(こいのさやあて)
ある一人の女性を巡って、二人の男性があらそうこと。 「鞘当て」は、武士がすれ違うときに、お互いの刀の鞘尻が触れたことを咎めて争うこと。
「当」を含む言葉・熟語
- 当たらない・当らない(あたらない)
- 当たり・当り(あたり)
- 当たり狂言・当り狂言(あたりきょうげん)
- 当たり籤(あたりくじ)
- 当たり障り・当り障り(あたりさわり)
- 当たり年・当り年(あたりどし)
- 当たり外れ(あたりはずれ)
- 当たり箱・当り箱(あたりばこ)
- 当たり鉢・当り鉢(あたりばち)
- 当たり前・当り前(あたりまえ)
- 当たりめ・当たり目・当りめ・当り目(あたりめ)
- 当たり屋・当り屋(あたりや)
- 当たり役・当り役(あたりやく)
- 当て馬(あてうま)
- 当て擦る・当擦る(あてこする)
- 当て込む・当込む(あてこむ)
- 当て事・当事(あてごと)
- 当て字・宛字・当字・宛て字・充て字(あてじ)
- 当て推量(あてずいりょう)
- 当てずっぽう(あてずっぽう)
- 当て付ける・当てつける・当付ける(あてつける)
- 当て所・当て処(あてど)
- 当て逃げ・当逃げ(あてにげ)
- 当て布(あてぬの)
- 当て外れ・当外れ(あてはずれ)
- 当て嵌まる(あてはまる)
- 当て嵌める・当嵌める(あてはめる)
- 当て身・当身(あてみ)
- 当て物(あてもの)