失う・喪うとは
失う
/喪う
うしなう
言葉 | 失う・喪う |
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読み方 | うしなう |
意味 | 今までもっていたものをなくす。 手に入れようとして取り逃がす。 どうしたらよいのか分からなくなる。 死にわかれる。 |
対義語 | |
使用漢字 | 失 / 喪 |
失うを含む故事・ことわざ・慣用句
東西を失う(とうざいをうしなう)
方角がわからなくなること。どうしたらよいかわからず途方に暮れること。
元も子も失う(もともこもうしなう)
何もかも失うようす。「元」は元金、「子」は利子でそのどちらも失う意から。
暗夜に灯火を失う(あんやにともしびをうしなう)
暗闇で明かりを失うように、頼りにしていたものを失って途方にくれることのたとえ。
欲は身を失う(よくはみをうしなう)
欲張りは身を滅ぼすもとであるということ。
挙措を失う(きょそをうしなう)
取り乱した行いをすること。「挙措」は、立ち居振る舞いのこと。
足場を失う(あしばをうしなう)
物事を行うときの拠り所がなくなってしまうこと。
色を失う(いろをうしなう)
思いがない事態に直面して、驚きや恐怖で顔色が青ざめる。
時を失う(ときをうしなう)
好機を逃すこと。よい機会を失うこと。
度を失う(どをうしなう)
ひどく慌てて冷静さを失うこと。
金を貸せば友を失う(かねをかせばともをうしなう)
金の貸し借りには問題が起こりやすく、親しい友人同士でも金の貸し借りはするべきではないという戒め。
気を失う(きをうしなう)
意識がなくなることのたとえ。
片腕を失う(かたうでをうしなう)
最も信頼していた人を失い、ひどく悲しむさま。 「片腕」は、自分の腕のように信頼できて頼りになる人のことで、その人を失うとの意から。
面目を失う(めんぼくをうしなう)
名誉をひどく傷付けられること。世間からの評判を落とすこと。
左右の手を失うが如し(さゆうのてをうしなうがごとし)
まるで両方の手を同時に失ったかのように、最も信頼していたものを失って落ち込むこと。