衣冠とは
衣冠
いかん

言葉 | 衣冠 |
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読み方 | いかん |
意味 |
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使用漢字 | 衣 / 冠 |
衣冠を含む四字熟語
衣冠盛事(いかんせいじ)
名門の家に生まれてさらに功績を上げた後に、家の名声を引き継ぐこと、またはその者のこと。 「衣冠」は衣服と冠のことで名門、立派な家柄という意味。 「盛事」は立派な事業や功績、盛大な事柄のこと。
衣冠束帯(いかんそくたい)
昔の貴族や官僚が公事で着用する礼装のこと。 「束帯」は貴族や官僚が公事で着用する礼装のこと。 「衣冠」は簡易化した礼装のこと。
優孟衣冠(ゆうもういかん)
他人の真似をする人。 または、演技をすること。 姿は似ているが、実態が違うもののたとえ。 「優孟」は人名。 「衣冠」は衣服と冠のこと。 中国の春秋時代の楚の国の宰相の叔敖は清廉な人だったが、叔敖の死後にその子孫は貧しく生活に苦しんでいた。 叔敖に恩があった俳優の優孟は、叔敖の衣服と冠を身に付けて叔敖になりすまし、叔敖の功績と子孫の不遇を訴えると、荘王は反省して子孫に領地を与えたという故事から。
衣冠禽獣(いかんきんじゅう)
下品で程度の低い人のたとえ。 礼服を着た鳥や獣ということから。 「衣冠」は官吏が朝廷に勤めに出る際に着る服。 「禽獣」は鳥と獣のことで、人格の低い人のたとえ。