落とすとは
落とす
おとす
言葉 | 落とす |
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読み方 | おとす |
意味 | 重力によって高い所から低い所に移動するようにする。 悪い状態になるようにする。陥らせる。 持っているものを無くす。紛失する。 剃刀などで剃って無い状態にする。 競売などで競り勝って自分の物にすること。落札する。 城や陣地などを攻撃して倒し、手に入れること。 落語などで話をうまくまとめること。さげる。 他人に見つからないように逃げさせること。 不合格になるようにすること。落第させる。 不必要になった湯や火などを無くすこと。 程度や質などを低くすること。 無い状態にする。除く。 不注意が原因で入れるべきものを入れないままにする。もらす。 確保すべきものを確保し損ねる。取りそこなう。 勝負に負けること。 相手の意識を無くす。気絶させる。 食べ物を容器に入れること。 ある数からある数を引くこと。差し引く。 コンピュータなどで保存されているデータを別の媒体に移すこと。または、データをダウンロードすること。 家電などの電源を切ること。 異性に対して言葉で迫って承知させること。口説き落とす。 |
対義語 |
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使用漢字 | 落 |
落とすを含む故事・ことわざ・慣用句
油を以って油煙を落とす(あぶらをもってゆえんをおとす)
油を使って油煙を落とすように、同種のものをうまく利用して効果を上げることのたとえ。
飛ぶ鳥を落とす勢い(とぶとりをおとすいきおい)
権力や勢力が盛んな様子。 空を飛んでいる鳥さえ落としてしまうほどの勢いとの意から。
布施ない経に袈裟を落とす(ふせないきょうにけさをおとす)
報酬が少ない時には、仕事に熱が入らずにいい加減になるということ。 「布施」は、僧侶に読経などの謝礼として渡す金品のこと。 布施が少ない時、僧侶は袈裟をつけずに経を読むとの意から。 「布施ない経は読まぬ」「布施だけの経を読む」「布施見て経を読む」ともいう。
力を落とす(ちからをおとす)
がっがりする。落胆する。失望する。
肩を落とす(かたをおとす)
がっかりして気力を失うさま。 力が抜けて肩が垂れ下がる意から。
気を落とす(きをおとす)
物事が自分の思い通りにならず失望すること。
飛ぶ鳥を落とす(とぶとりをおとす)
権力や勢力が盛んで、多くの人々が従う様子。
声を落とす(こえをおとす)
声を小さくして話すこと。
影を落とす(かげをおとす)
光がさすこと。 光が投げかけられることによって影ができることから。 転じて、影響を及ぼすこと。
身を落とす(みをおとす)
おちぶれて、不幸な境遇に身をおくこと。
目を落とす(めをおとす)
視線を下のほうに向けること。
「落」を含む言葉・熟語
- 秋落ち(あきおち)
- 雨落ち(あまおち)
- 言い落とす(いいおとす)
- 一段落(いちだんらく・ひとだんらく)
- 打ち落とす・撃ち落とす(うちおとす)
- 生まれ落ちる(うまれおちる)
- 産み落とす・生み落とす(うみおとす)
- 追い落とす(おいおとす)
- お洒落・御洒落(おしゃれ)
- 落ち(おち)
- 落ち合う(おちあう)
- 落ち鮎(おちあゆ)
- 落ち縁(おちえん)
- おちおち・落ち落ち(おちおち)
- 落ち窪む(おちくぼむ)
- 落ち零れ(おちこぼれ)
- 落ち込む(おちこむ)
- 落ち潮(おちしお)
- 落ち着き(おちつき)
- 落ち着き払う(おちつきはらう)
- 落ち着く(おちつく)
- 落ち度・越度(おちど)
- 落ち延びる(おちのびる)
- 落ち葉(おちば)
- 落ちぶれる・零落れる・落魄れる(おちぶれる)
- 落ち穂(おちぼ)
- 落ち武者(おちむしゃ)
- 落ち目(おちめ)
- 落人(おちゅうど・おちうど)
- 落ち行く(おちゆく)