一杯とは
一杯
いっぱい
言葉 | 一杯 |
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読み方 | いっぱい |
意味 | 杯や茶碗など一つが満杯になる程度の分量。 少量の酒を飲むこと。 限度ぎりぎりまでものが満ちている様子。 烏賊や蟹などを数えるときの一つ分。 あるもの全てを使いきる様子。 |
対義語 |
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使用漢字 | 一 / 杯 |
一杯を含む故事・ことわざ・慣用句
亭主三杯客一杯(ていしゅさんばいきゃくいっぱい)
客をもてなすために、主人が客よりたくさん酒をのむこと。また、客をだしにして主人がふだんより多く酒を飲むことにもいう。
客人一杯手八杯(きゃくじんいっぱいてはちはい)
客に酒を一杯すすめる間に、主人が手酌で酒を八杯飲むということ。酒好きの人が客にかこつけて酒を飲むことにもいう。
千石万石も飯一杯(せんごくまんごくもめしいっぱい)
人には必要な物が必要な分だけあれば十分だということ。 千石、万石といった高い俸禄を得ている人でも、一日に食べる米の量は五合にすぎないとの意から。 「千石万石も飯一杯」ともいう。
即時一杯の酒(そくじいっぱいのさけ)
死んでから受ける名誉より、今すぐ飲める一杯の酒のほうがありがたいということ。
一杯食う(いっぱいくう)
すっかりだまされる。たくらみに引っかかる。
一杯食わす(いっぱいくわす)
まんまと人をだます。うまくだます。
一杯は人酒を飲む、二杯は酒酒を飲む、三杯は酒人を飲む(いっぱいはひとさけをのむ、にはいはさけさけをのむ、さんばいはさけひとをのむ)
多量に酒を飲むことを戒めた言葉。 酒も少量のうちはよいが、多量になると自制心をなくし、しまいには人が酒に飲まれ乱れてしまうということ。
胸が一杯になる(むねがいっぱいになる)
ある物事に感銘を受けたり悲しみを感じたりして、それ以外の事はなにも考えられなくなる様子。
「一」を含む言葉・熟語
- 朝一(あさいち)
- 一握(いちあく)
- 櫟・一位(いちい)
- 一位(いちい)
- 一意(いちい)
- 一尉(いちい)
- 一葦(いちい)
- 一囲・一圍(いちい)
- 一一(いちいち)
- 一溢米(いちいつべい・いちいつのこめ)
- 一因(いちいん)
- 一員(いちいん)
- 一院(いちいん)
- 一院制(いちいんせい)
- 一宇(いちう)
- 一円・一圓(いちえん)
- 一応・一應・一往(いちおう)
- 一概・一槩(いちがい)
- 一概に(いちがいに)
- 一月(いちがつ)
- 一丸(いちがん)
- 一眼(いちがん)
- 一機軸(いちきじく)
- 一休沐(いちきゅうもく・いつきゅうもく)
- 一義(いちぎ)
- 一儀(いちぎ)
- 一議(いちぎ)
- 一隅(いちぐう)
- 一見識(いちけんしき)
- 一芸(いちげい)
「杯」を含む言葉・熟語
- 一杯一杯(いっぱいいっぱい)
- 駆け付け三杯(かけつけさんばい)
- 乾杯・乾盃(かんぱい)
- 金杯・金盃(きんぱい)
- 玉杯(ぎょくはい)
- 銀杯・銀盃(ぎんぱい)
- 苦杯(くはい)
- 杯・盃(さかずき)
- 杯事・盃事(さかずきごと)
- 賜杯(しはい)
- 祝杯(しゅくはい)
- 酒杯・酒盃(しゅはい)
- 賞杯・賞盃(しょうはい)
- 精一杯(せいいっぱい)
- 大杯・大盃(たいはい)
- 力一杯(ちからいっぱい)
- 床杯(とこさかずき)
- 毒杯・毒盃(どくはい)
- 二杯酢(にはいず)
- 杯洗・盃洗(はいせん)
- 杯盤・盃盤(はいばん)
- 罰杯・罰盃(ばっぱい)
- 目一杯(めいっぱい)
- 木杯・木盃(もくはい)
- お腹一杯(おなかいっぱい)
- 組み杯・組み盃(くみさかずき)
- 献杯・献盃(けんぱい)
- 三杯酢(さんばいず)
- 手一杯(ていっぱい)