焼きとは
焼き
やき
言葉 | 焼き |
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読み方 | やき |
意味 | 焼くこと、また、その焼き具合。 刀などに焼き入れをすること。熱した刃を水に入れて急激に冷やし、硬度を高くする方法。また、その具合。 |
例文 | 「―が回る」「―を入れる」 |
使用漢字 | 焼 |
焼きを含む故事・ことわざ・慣用句
焼きが回る(やきがまわる)
年を取ったりして頭の働きや腕前が鈍ることのたとえ。「焼き」は熱した金属を急激に水で冷やして堅くする焼入れのこで、火が回りすぎて焼きが強すぎると切れ味が悪くなることから。
焼き餅と欠き餅は焼く方が良い(やきもちとかきもちはやくほうがよい)
女性は冷淡よりむしろ、適度にやきもちを焼くくらいのほうがかわいいということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
焼き餅は狐色(やきもちはきつねいろ)
女性の適度なやきもちはかわいいが、焼きすぎると嫌われる。餅を狐色に焼くように、ほどよい程度に焼くのがよいということ。
焼き餅焼くとて手を焼くな(やきもちやくとててをやくな)
嫉妬も度が過ぎると取り返しのつかないことになりかねない。やきもちは適度に焼けということ。焼き餅を焼くと、持て余す意の手を焼くをかけた言葉。
欠き餅と焼き餅は焼くほどよい(かきもちとやきもちはやくほどよい)
嫉妬心は少し強烈な方が効果があるということ。「欠き餅」とは、正月の餅を手で割って小さくしたもの。嫉妬する意味のやきもちと餅ををかけた言葉。
その手は桑名の焼き蛤(そのてはくわなのやきはまぐり)
うまいことを言っても、その手には乗らないというたとえ。 「[[その手は食わない*https://kotowaza.jitenon.jp/kotowaza/7298.php]]」の「食わな」と、焼き蛤で有名な「桑名」を掛けて言った言葉。
付け焼き刃(つけやきば)
一時しのぎのために、急いで覚えた知識や技術のこと。切れ味の悪い刀にはがねの焼き刃を付けても、見た目は切れそうであるが実際は脆くてすぐ駄目になることから。
付け焼き刃はなまり易い(つけやきばはなまりやすい)
一時しのぎで身に付けたものは、すぐにぼろが出てしまうということ。 「付け焼き刃」は、切れ味の悪い刀に鋼(はがね)の焼き刃を付けること。転じて、その場しのぎの急いで覚えた知識や技術。 付け焼き刃は、切れ味の良さそうな見た目をしているが、実際にはもろくてすぐに駄目になることから。 「付け焼き刃は剥げ易い」ともいう。
脳裏に焼き付く(のうりにやきつく)
非常に強い印象を受けて、いつまでも記憶に残っていること。
下駄と焼き味噌(げたとやきみそ)
見た目が似ていても、実質はまったく違うことのたとえ。 「焼き味噌」は、味噌を板に塗って遠くからあぶった料理。焼いた形が下駄に似ていることから。
目に焼き付く(めにやきつく)
目立って見える。際立って見える。
焼き餅を焼く(やきもちをやく)
嫉妬する。妬(ねた)む。 嫉妬する意の「妬(や)く」と「焼く」をかけた言葉。
焼きを入れる(やきをいれる)
刺激を与えてだらけた気持ちを引き締めること。 また、規律を乱したものに制裁を加えること。 刀の刃を高温で焼いて鍛えるとの意から。
「焼」を含む言葉・熟語
- 青焼き(あおやき)
- 朝焼け(あさやけ)
- 厚焼き(あつやき)
- 網焼き・網焼(あみやき)
- 有田焼(ありたやき)
- 薄焼き(うすやき)
- 延焼(えんしょう)
- 岡焼き・傍焼き(おかやき)
- お好み焼き(おこのみやき)
- かば焼き・蒲焼き(かばやき)
- 軽焼き(かるやき)
- 串焼き・串焼(くしやき)
- 酒焼け(さかやけ)
- 塩焼き・塩焼(しおやき)
- 潮焼け(しおやけ)
- しぎ焼き・鴫焼(しぎやき)
- 霜焼け(しもやけ)
- 焼却(しょうきゃく)
- 焼香(しょうこう)
- 焼死(しょうし)
- 焼失(しょうしつ)
- 焼灼(しょうしゃく)
- 焼成(しょうせい)
- 焼損(しょうそん)
- 焼酎(しょうちゅう)
- 焼鈍(しょうどん)
- 焼亡(しょうぼう)
- 白焼き・白焼(しらやき)
- すき焼き・鋤焼(すきやき)
- 炭焼き・炭焼(すみやき)