不離とは
不離
ふり
言葉 | 不離 |
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読み方 | ふり |
意味 | 切り離すことができないさま。 |
用例 | 「不即―」 |
使用漢字 | 不 / 離 |
不離を含む四字熟語
不即不離(ふそくふり)
二つのものが、近づき過ぎることも離れ過ぎることもなく、適度な関係にあること。 「不即」は近づかないこと。 「不離」は離れないこと。 「即(つ)かず離れず」とも読む。 「不離不即」ともいう。
相即不離(そうそくふり)
深すぎて切り離すことができない関係のこと。 「相即」は仏教の言葉で、全ての事象は完全に溶け合っていて、一つのものであり、本質は一体であるということ。 「相(あい)即(つ)きて離れず」とも読む。
寸歩不離(すんぽふり)
すごく近い距離にいること。または、非常に深い関係のこと。 「寸歩」はほんの少しの距離、一歩。 一歩より遠い距離に離れることがなく、常に一緒にいるという意味から。 「寸歩(すんぽ)も離れず」とも読む。
形影不離(けいえいふり)
極めて密接な関係で、離れることができないこと。 「形影」は物の形とその物の影のこと。 物と影は互いに離れることができないということから。
四曼不離(しまんふり)
真言密教の四種類の曼荼羅は、お互いに深く関わりあっていて分けることはできないという教義のこと。 「四曼」は四種曼荼羅を略した仏教の言葉で、梵字や立像、仏具などで悟りの境地や世界観など表現したもののこと。 「不離」は密接に結びついていて、分けることができないということ。
「不」を含む言葉・熟語
- 石女・不生女・産まず女(うまずめ)
- 親不孝(おやふこう)
- 可不可(かふか)
- 過不及(かふきゅう)
- 過不足(かふそく)
- 御不承(ごふしょう)
- 御不浄(ごふじょう)
- 不知火(しらぬい)
- 心不全(しんふぜん)
- 不(ず)
- 力不足(ちからぶそく)
- 不安(ふあん)
- 不安定(ふあんてい)
- 不案内(ふあんない)
- 不意(ふい)
- 不意打ち・不意討ち(ふいうち)
- 不一・不乙(ふいつ・ふいち)
- 不入り(ふいり)
- 不仲(ふなか)
- 不慣れ・不馴れ(ふなれ)
- 不似合い(ふにあい)
- 不如意(ふにょい)
- 不妊(ふにん)
- 不人気(ふにんき)
- 不人情(ふにんじょう)
- 不燃(ふねん)
- 不納(ふのう)
- 不能(ふのう)
- 不敗(ふはい)
- 不買(ふばい)
「離」を含む言葉・熟語
- 明け離れる・明け放れる(あけはなれる)
- 浮世離れ(うきよばなれ)
- 厭離(えんり)
- 親離れ(おやばなれ)
- 乖離(かいり)
- 解離(かいり)
- 隔離(かくり)
- 懸け離れる・掛け離れる(かけはなれる)
- 金離れ(かねばなれ)
- 寒垢離(かんごり)
- 距離(きょり)
- 切り放す・切り離す(きりはなす)
- 切り離れ・切離れ(きりはなれ)
- 近距離(きんきょり)
- 子離れ(こばなれ)
- 流離い(さすらい)
- 流離う(さすらう)
- 巣離れ(すばなれ)
- 乳離れ(ちばなれ)
- 中距離(ちゅうきょり)
- 長距離(ちょうきょり)
- 床離れ(とこばなれ)
- 飛び離れる・飛離れる(とびはなれる)
- 取り離す・取離す(とりはなす)
- 肉離れ(にくばなれ)
- 背離(はいり)
- 剥離(はくり)
- 離す(はなす)
- 見放す・見離す(みはなす)