鹿とは
鹿
しか
言葉 | 鹿 |
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読み方 | しか |
意味 | 鯨偶蹄目シカ科の哺乳動物の総称。雄だけに枝分かれした角があるものが多い。世界中の様々な場所に生息している。草食性で四つの胃で反芻による消化を行う。ニホンジカやトナカイなど。 |
使用漢字 | 鹿 |
鹿を含む故事・ことわざ・慣用句
鹿の角を蜂が刺す(しかのつのをはちがさす)
なんとも感じないことのたとえ。鹿の角を蜂が刺しても、まったく痛くもかゆくもないことから。
鹿を逐う者は山を見ず(しかをおうものはやまをみず)
利益を得ることに夢中になっている者は、周囲の事を考える余裕がなくなり道理を忘れてしまうというたとえ。鹿を追う者は狩りに夢中になり山の様子が目に入らないとの意から。
秋の鹿は笛に寄る(あきのしかはふえによる)
恋のために身を滅ぼすことのたとえ。また、弱みにつけこまれて危険な目に遭うことのたとえ。秋の発情期、雌鹿の鳴き声に似た笛に雄鹿がおびき寄せられて、人間に捕らえられることから。
馬を鹿(うまをしか)
権力によって間違いや無理を押し通すことのたとえ。 秦の始皇帝の死後、宰相となった趙高が自分の権勢を試すため幼少の皇帝に鹿を馬と言い張って献上した。皇帝は「これは鹿ではないのか?」と臣下たちに尋ねたが、趙高の権勢を恐れた臣下たちは「馬です」と答えたという故事から。 「鹿を馬」「鹿を指して馬と言う(なす)」ともいう。
鹿を逐う(しかをおう)
地位や権力を得ようとして争うこと。 「鹿」は帝位の意。転じて、地位や権力のこと。 帝位を得ようとして争うとの意から。 「中原に鹿を逐う」「[[逐鹿*https://kokugo.jitenon.jp/word/p32413]]」ともいう。
「鹿」を含む言葉・熟語
- 海驢・葦鹿(あしか)
- 薄馬鹿・薄ばか(うすばか)
- 鹿毛(かげ)
- 鹿島立ち(かしまだち)
- 河鹿(かじか)
- 河鹿蛙(かじかがえる)
- 鹿の子(かのこ)
- 鹿の子絞り(かのこしぼり)
- 京鹿の子(きょうがのこ)
- 小馬鹿(こばか)
- 小馬鹿にする(こばかにする)
- 四月ばか・四月馬鹿(しがつばか)
- 鹿威し(ししおどし)
- 逐鹿(ちくろく)
- 馬鹿・莫迦(ばか)
- 馬鹿当り(ばかあたり)
- 馬鹿貝(ばかがい)
- ばか臭い・馬鹿臭い(ばかくさい)
- 馬鹿げる・莫迦げる(ばかげる)
- ばか騒ぎ・馬鹿騒ぎ(ばかさわぎ)
- ばか正直・馬鹿正直(ばかしょうじき)
- ばか力・馬鹿力(ばかぢから)
- ばか面・馬鹿面(ばかづら)
- 馬鹿でかい(ばかでかい)
- ばかに・馬鹿に(ばかに)
- 馬鹿値(ばかね)
- 馬鹿馬鹿しい(ばかばかしい)
- ばか話・馬鹿話(ばかばなし)
- 馬鹿囃子(ばかばやし)