下種・下衆・下司とは
下種
/下衆
/下司
げす
言葉 | 下種・下衆・下司 |
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読み方 | げす |
意味 | 身分の低い人。 下品で節度を欠いていること。また、そのような人。 |
対義語 |
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使用漢字 | 下 / 種 / 衆 / 司 |
下種・下衆を含む故事・ことわざ・慣用句
下種の後思案(げすのあとじあん)
愚かな者は必要なときは考えが浮かばず、事が終わった後に名案が思い浮かぶということ。 「下種の後知恵」ともいう。 また「下種」は「下衆」とも書く。
下種の一寸、のろまの三寸、馬鹿の開けっ放し(げすのいっすん、のろまのさんずん、ばかのあけっぱなし)
戸を閉める時に、下種は一寸閉め残し、のろまな者は三寸閉め残し、愚か者は開けっ放しにしてしまう。戸の閉め方で、その人の品性・性格がわかるということ。
下種の勘ぐり(げすのかんぐり)
品性の卑しい愚かな人間は、何かにつけて邪推するということ。
下種の口に戸は立てられぬ(げすのくちにとはたてられぬ)
品性の卑しい人間は、人の迷惑など考えず勝手なことをいいふらすが、防ぎようがないということ。
下種の逆恨み(げすのさかうらみ)
品性の卑しい人間は、人の親切な忠告も悪口と思い、逆に忠告してくれた人を恨むということ。
下種の謗り食い(げすのそしりぐい)
品性の卑しい人間は、まずいとけちをつけながらも、意地汚くたくさん食べるということ。「謗り食い」は文句を言いながら食べること。
下種は槌で使え(げすはつちでつかえ)
愚かな者は、道理を説明してもなかなか理解しないため、叩いたり叱りつけたりして使わなければならないという教え。
「下」を含む言葉・熟語
- 上がり下がり(あがりさがり)
- 上げ下ろし(あげおろし)
- 上げ下げ(あげさげ)
- 足元・足下・足許・脚下(あしもと)
- 東下り(あずまくだり)
- 吾妻下駄・東下駄(あずまげた)
- 天下り・天降り(あまくだり)
- 天が下(あめがした)
- 案下(あんか)
- 以下(いか)
- 胃下垂(いかすい)
- 上下(うえした)
- 雨下(うか)
- 会下(えげ)
- 嚥下(えんか・えんげ)
- 縁の下(えんのした)
- 押下(おうか)
- お下がり・御下がり(おさがり)
- お下げ・御下げ(おさげ)
- お下地・御下地(おしたじ)
- 白粉下(おしろいした)
- 御膝元・御膝下(おひざもと)
- 降り立つ・下り立つ(おりたつ)
- 下ろし金・卸し金(おろしがね)
- 下ろし立て・下ろしたて(おろしたて)
- 下(か)
- 下位(かい)
- 下意(かい)
- 階下(かいか)
- 下院(かいん)
「種」を含む言葉・熟語
- 亜種(あしゅ)
- 言い草・言い種(いいぐさ)
- 育種(いくしゅ)
- 異種(いしゅ)
- 各種(かくしゅ)
- 各種学校(かくしゅがっこう)
- 語りぐさ・語り種・語り草(かたりぐさ)
- 変わり種(かわりだね)
- 機種(きしゅ)
- 客種(きゃくだね)
- 業種(ぎょうしゅ)
- 種(ぐさ)
- 種種(ぐさぐさ)
- 原種(げんしゅ)
- 子種・子胤(こだね)
- こぼれ種・零れ種(こぼれだね)
- 採種(さいしゅ)
- 雑種(ざっしゅ)
- 仕草・仕種(しぐさ)
- 質草・質種(しちぐさ)
- 種子(しゅし)
- 種子植物(しゅししょくぶつ)
- 種種(しゅじゅ)
- 種族(しゅぞく)
- 種畜(しゅちく)
- 種痘(しゅとう)
- 種苗(しゅびょう)
- 種別(しゅべつ)
- 種目(しゅもく)
「衆」を含む言葉・熟語
- 男衆(おとこしゅ)
- 男衆(おとこしゅう)
- 女子衆(おなごしゅう・おなごしゅ)
- 会衆(かいしゅう)
- 観衆(かんしゅう)
- 合衆国(がっしゅうこく)
- 群衆(ぐんしゅう)
- 公衆(こうしゅう)
- 公衆電話(こうしゅうでんわ)
- 衆院(しゅういん)
- 衆寡(しゅうか)
- 衆議(しゅうぎ)
- 衆議院(しゅうぎいん)
- 衆愚(しゅうぐ)
- 衆口(しゅうこう)
- 衆人(しゅうじん)
- 衆知・衆智(しゅうち)
- 衆徒(しゅうと・しゅと)
- 衆評(しゅうひょう)
- 衆望(しゅうぼう)
- 衆目(しゅうもく)
- 衆生(しゅじょう)
- 大衆(たいしゅう)
- 大衆運動(たいしゅううんどう)
- 大衆化(たいしゅうか)
- 大衆性(たいしゅうせい)
- 大衆的(たいしゅうてき)
- 大衆文学(たいしゅうぶんがく)
- 大衆(だいしゅ)